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1312)_日本百名山の1つ塩見岳(標高3,052m)を日帰りで登頂するのは難儀です(°▽°)

南アルプスのど真ん中に存在するラスボス感の強い山

今年の夏は、南アルプスの日本百名山を全て登頂してやろうという野心から

まずは、南アルプスのど真ん中に鎮座する塩見岳にチャレンジです。

前日の夕方には越路のバス停駐車場(鳥倉駐車場)に到着し、

車中泊をして、早朝スタートする作戦でした。

2024年8月12日、

3時起床で、3時29分登山開始です。

お盆休み中ということもあり、

駐車場は満車。

その中に夜中に駐車場の空きはないかと

やってくる人が次から次からという状況で、

駐車場は軽いパニック状態でした。

私は、ゲート近くのベストポジションに駐車しておりましたので、

それほど影響を受けることもなく

十分な睡眠を確保することが出来ておりました。

一般車通行止めのゲートから林道を歩き出して

鳥倉登山口まで30分の歩行。

ここから本格的な登山となります。

真っ暗な闇夜にヘッドランプの光を頼りに登っていくのです。

5時を過ぎると随分明るくなり、

ちょうど「ほとけの清水」を通過するところでした。

夏場なので、夜間登山でも汗はたっぷりかくので、

水分補給には有難い岩清水となります。

白樺やブナの樹林帯を結構な角度の上り坂を

ひたすら進むと必要があります。

そんな樹林帯の中で、

ご来光でした。

時間は5時29分。

ちょうど2時間経過した地点です。

さらに3分ほど登って、

小屋が見えてきました。

三伏峠小屋です。

私は、鹿児島に住む身で、南アルプス事情に全く詳しくないのですが、

どうもかなりリゾート的な様相の小屋の雰囲気を感じました。

ここでベースキャンプを張って、塩見に行ったり、荒川に行ったりという登山者が

多く居られるような雰囲気でした。

下記の標識なんかも、かなり立派で丁寧な標識となっており、

他とは違います感を感じるのでした。

「日本一標高の高い峠」というスペシャルな形容詞がつく峠なので、尚更です。

小屋の裏側に広がるテント場も

しっかり整備されており、平たい整地された地面の上にテントが建てられる

幸せがありそうです。

行きは三伏峠で休憩することもなく、先を急ぎます。

そんな中、本当の三伏峠はここだという小さな標識のポイントを通過です。

塩見方面と荒川方面を分けるY字の分岐点です。

当然、私は左方向の塩見岳を目指して進むのです。

樹林帯を抜けて、眺望が得られるポイントで振り返ると

三伏峠小屋が樹林帯の中に見えるのでした。

そして1つ目のピークポイントが

三伏山(標高2,615m)となります。

朝日の方向には塩見岳の姿がありました。。。

この日差しは勘弁してほしいくらいの強いものでしたが、

雨よりは全然有難いという気持ちで、太陽さまに感謝するのです。

鎧兜の様相と言われる塩見岳ですが、

その左には雲の上に顔を出すお山の姿。

どうも間ノ岳(標高3,190m 日本標高第3位)の様です。

その左に僅かに見えているのが北岳(3,193m 日本標高第2位)です。

さらに稜線歩きを進めていると

北側の山容が全て見えるポイントが出てきます。

ここからは、真ん中の北岳と間ノ岳はもちろん、

その左に甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳と並んでします。

もちろん、間ノ岳の右は、白峰三山の一角をなす農鳥岳です。

仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳の部分は、拡大して撮影です!

負けじと白峰三山もアップです。

アップに耐えられる南アルプスの主峰です。

7時24分、塩見岳横をスルー。

登山開始から4時間経過です。

塩見小屋を通過し、少しいくとガレ場が出てきます。

落石の可能性があるガレ場なので、

ヘルメットを持って行った方がより安全というポイントでした。

そしてガレ場を上りきると、塩見岳の西峰に到着。

そこからは日本一のお山が出迎えてくれるのです。

少し雲を被っている様ですが。。。

そして、最終ピークハント地点、ピストンの折り返し地点は

上記写真の富士山の右に見えているピークです。

登山者が何人もいるのが分かります。

そんな塩見岳東峰(標高3,057m)に到着は、

8時17分でした。

四方八方、山しか見えないという山深い山でした。

富士をバックに写真が撮れて、恐悦至極に存じまする。

そして、2日後に日帰り登山する予定の悪沢岳(標高3,141m)と赤石岳(標高3,121m)

の姿も見ることが出来ました。

塩見岳山頂でようやく休憩です( ^ω^ )/

山頂で、

富士山を眺めながらの昼食です。

みかんにバナナ、おにぎり2個を頂きました。

ここまで調子良く登ってきたので、

10時間を切れそうな感じなので、急ぎ戻ることにしました。

帰る途中、北アルプス方面が見えましたので

拡大して写真を撮影。

そこには、穂高連峰から大キレット、槍ヶ岳までの姿がありましたよ。

また、行きにスルーした塩見小屋の売店を見学。

山小屋Tシャツを見せてもらいましたが、塩見小屋のプリントは

面積が広く、その分通気性を犠牲にしていると思われるので、買わずに失礼しましたよ。

これ正解と思います。

ここから一気に三伏山まで。

約7時間経過です。

朝の写真とは大きく異なっています。

帰りの三伏峠では大休憩です。

まずは三伏峠小屋オリジナルのTシャツをチェックです。

ここのTシャツはなんと、モンベルさんとのコラボレーションTシャツになっていました。

その分、お高いというヤツで、なんと5,500円なり。

それでもシオミン登頂の記念に1枚欲しく、購入するのでした。

三伏峠小屋はやはり楽園化しており、樹林の木陰でゆっくり休憩されている方が

多く居られました。

ビールなどもあって、リゾート気分に浸れる土壌があります。

トイレも通常トイレと

小屋内には洋式水洗トイレもある様です。

前者が100円、後者が200円なり。

このトイレ整備事業には6000万円が工事費として必要になったと記載されていました。

トイレが綺麗で充実していることも山ガールさん達にはテント場選定の重要な要素になるのではないかと勝手に思う次第です。

真っ黒な中を登ってきた三伏峠小屋までのルートですが、

下りはなぜか長い道のりと感じてしまいます。

途中、下記のような木柱で作られた橋を歩くのですが、

折れている部分も多々あり、なかなか危ないです。

十分ご注意下さいませ。

そして、そして、

鳥倉登山口に到着。

歩きで30分の林道を自転車で移動される方が多くおられて

その自転車がデポされています。

私は歩いて、鳥倉駐車場をめざします。

そして、ゴールのゲートが見えてきました。

9時間を切ることは出来ませんでしたが、

10時間は余裕できれましたよ。

24.7kmのロングコースを完了し、69座目となる塩見岳登頂に成功です!!

やったね。

塩見岳登頂後は鹿肉のステーキと天龍温泉♪( ´θ`)ノ

駐車場からの帰り道、

第2駐車場、第3駐車場の状況を確認しましたが、

第3駐車場まで車はありました。

お盆休みを使って、塩見攻略という登山者はかなり居られた様です。

林道を車で下って、

大鹿村の道の駅に立ち寄ります。

2回目の昼食をいただくためです。

せっかくなので、

鹿肉ステーキを頂くのです。

塩でいただく、鹿肉。 Goodでしたよ。 柔らかく、美味しいです。

温泉は大鹿村から南下し、信州最南端の秘湯までやってきました。

天龍温泉「おきよめの湯」です。

実は去年もここに来ていました。

別のところに行っておけば良かったと少し後悔。

そんなこんなで塩見岳ピストンの旅はおしまいです。

ここから、今度は静岡県側に回って、椹島から悪沢岳、赤石岳の日帰りコースを

行くっていう人いませんか?

いないと思いますよ。 

そんなルートを取るのは私くらいと勝手に思うのでした。

ABOUT ME
いのとも
鹿児島に赴任し20年以上暮らしてきた関西人の経験を踏まえたお得な情報を発信するブログです。知っているのと知らないのでは大違いな事を沢山経験してきましたので、お得情報のお裾分けが出来ればと思っております。

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