2週間前から蕁麻疹が出たり、消えたりしていました

2週間前くらいから、体のあちこちに蕁麻疹が出る症状が出ていました。
かゆみ止めのムヒを塗ると何とかおさまり、数時間すると消えるため、そのままほっておきました。
それでも、頻繁に発生するために、ちょーどTV-CMをしていた「ジンマート」という飲み薬があることを知り調べてみることにしました。
ジンマート錠のWEBサイトには、蕁麻疹発生の原因についても紹介されていました。
下記の4つの原因があると記載されています。
❶ストレス・疲れ: ストレスを感じたときや疲れがたまったときなど体の免疫が低下している
❷アレルギー: 食品や材質、昆虫に対するアレルギー反応による
❸物理的な刺激: 皮膚をこすったり、衣類の締め付け、日焼けや寒冷刺激など
❹発汗: 運動や入浴などで体温が上昇し、発汗を伴う際に発症する

この4つの原因、どれもあるよなーと思いつつ、昔から寒冷蕁麻疹はよく出るし、発汗についてはビールを呑んでいる夜に起こりやすいことから、発汗による蕁麻疹なのかなと勝手に思っていました。
それであれば、ビールを呑まなければいいのですが、それは出来ません。
そして、そして、ジンマートを購入し、飲んでみることに。
結果、私の場合ですが、効きませんでした。

パッケージの裏を見ると、含有成分が書かれています。
メキタジン・・・・・・・4mg
リボフラビン・・・・・12mg
ビリドキシン塩酸塩・・30mg
ニコンチン酸アミド・・60mg

裏面のパッケージに「メキタジン」が、抗アレルギー作用と抗ヒスタミン作用を持つと記載されています。分子式と分子構造を示しますが、こいつが、かゆみを抑えてくれるとのことなのですが、私「いのとも」には、よく効きませんでした。

更に深掘りして、「ヒスタミン」とはなんぞやなのですが、Wikiによると、アレルギー反応や炎症の発現に介在物質として働く。要は、アレルギー反応を仲介する物質の様です。

私の解釈ですが、ジンマート錠に入っている「メキタジン」が、アレルギー反応などのかゆみを仲介する「ヒスタミン」の作用をブロックするということだと思います。
しかしながら、一般薬として販売されているものなので、たっぷりと「メキタジン」を入れる訳にもいかず、4mgの含有量では、初老オヤジに効かなかったものと思います。
病院で処方されたお薬は「ベポタスチンベジシル酸塩錠」
蕁麻疹が出ては消えて、消えては出てを繰り返す状況のため、初老オヤジが「かゆい、かゆい」と自宅でうるさいので、ヨメに病院に行くべきと促され、近くの浜田医院へ。
スマホに撮っておいた手首の発症写真を見て、「蕁麻疹」と断定。
田辺三菱製薬発刊の「じんましん」なる小冊子を渡され、勉強する様に言われました。
ジンマート錠で勉強済みとは言えず、「はい、分かりました」と正しい患者を演じました。

楽しみな処方箋ですが、ジンマート錠に含有の「メキタジン」ではなく、「ベポタスチンベシル酸塩錠」なるものでした。

ベポタスチンベシル酸塩の「ベポタスチン」は、選択的ヒスタミンH1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤のひとつということで、「メキタジン」と同じ様な抗ヒスタミン剤で、2000年に田辺三菱製薬から上市された、まだ新しいお薬の様です。

ちなみに、べシル酸というのは、ベンゼンスルホン酸(C6H5SO3H) のことを意味する様で、こちらは会社で使用している洗浄薬剤に含まれているので、少し馴染みがあります。(アルキルベンゼンスルホン酸など)
上記の構造式を見ると、「メキタジン」よりも複雑な構造で、副作用が少なく、選択的に効くような感じを受けます。本当なのか知りませんが、、
「ベポタスチンベジシル酸塩錠」は効きました(^。^)
そして、「ベポタスチンベジシル酸塩錠」なのですが、一発速攻で効きました。
1週間分もらいましたが、1日目で効いたので、3日目で飲むのをやめました。
やはり、市販の一般薬を飲むよりも、病院で受診し、医師より処方された薬を、調剤薬局で購入するのが一番であることを改めて感じることが出来ました。
滋賀県近江八幡市で調剤薬局を開業する同窓生のUさんに肩入れした発言ではありませんので、お間違えなく!!