コロナ禍で気が滅入っているところに暗いニュース
ホンダの高級ミニバン「オデッセイ」が2021年内をもって国内生産を終了させるという驚きのニュースが発表されました。
ホンダのフラッグシップ車の「レジェンド」も同様って、、、
どういうことってことで、色々と調べてみましたよ。
初代オデッセイは、1994年10月に発表されています。
95年に会社入社した私の1年先輩ですね。
発売当初は月販売目標が4,000台であったのが、予想外の大ヒットで95年には、月平均10,000台が売れたとのこと。 wiki調べ。
ヒットを後押ししたのは、CMのお陰とも書かれていましたよ。
そのCMがこちら↓↓
このアダムスファミリーのCM懐かしいですよね。
このサウンドと、「しあわせ?」というカタコト日本語。
そして、そして、2003年のCMも懐かしいです。
ドリカムの「Love Love Love」の英語バージョンソングで、
「ミニバンを発明しなおしました」のコメント。
18年前なんですね。
いとこが乗っていましたよ。
その後の2008年は、ジョージクルーニーがカッコよすぎるCMです。
この頃、映画「オーシャンズ11」などで人気絶頂、ブラッド・ピットとの共演などでカッコいいの代名詞となった、ジョージクルーニーが何気に乗っているというCM。
ホンダの強さを感じます。
ちなみに、現在の5代目オデッセイは、2013年から世に出ていたのですが、低床というオデッセイの看板を捨て、普通のミニバンになったという思いでした。
CMもほとんど目にしたことのないものしかありませんでした。
なぜ、ホンダはオデッセイの生産をやめるのか?
生産をやめる理由の1つは、狭山工場を2021年に閉鎖するためと言われています。
狭山工場の閉鎖を決定したのは、2017年11月。
それゆえ、4年前からいくつかの車種は作らないということが決まっていたのだと思います。
その中で、売れている N-BOX の生産をやめるわけにもいかず、売れていないオデッセイ、レジェンドに白羽の矢が立ったのだと思います。
ホンダは元々海外移転に積極的な企業で、2020年は世界生産台数440万台のうち、国内生産台数は73万台で、国内生産比率は16.5%なのです。
つまり、8割以上が海外で生産されて、海外で売れているのです。
2020年の国内販売数は62万台なので、国内生産した残りの10万台ほどが輸出されているという状況です。
また、売れているN-BOX の販売台数は33万台。
そうなんです。
ホンダの新車販売の半数以上がN-BOX になっているという事実なのです!
ホンダは軽自動車のメーカーとなってしまっているという事実なのです。
また、2020年の二輪事業の営業利益率は13.7%と二桁をゆうに越しているのですが、四輪の利益率は1.6%とのこと。
赤字目前。
こんなところもあり、狭山工場の閉鎖、フラッグシップモデルの「レジェンド」の生産中止、一斉を風靡したこともある「オデッセイ」の生産中止という結論に至ったものと勝手に思っております。
オデッセイ生産中止よりも驚きの発表があったのは知ってますか?
知っている人は知っている、当たり前のことですが、ホンダの新社長三部敏宏さんは、社長就任会見の4月23日に、『2040年までに世界で販売する新車をすべてEV(電気自動車)&FCV(燃料電池車)に転換する』という『エンジン車全廃』を発表されているのです。
先駆けてEV車を販売している米国テスラ社の2020年のEV販売数が50万台なので、利益も出せていない四輪エンジン車に固執しても先がないという新社長の意欲の現れかもしれませんが、現実的には難しいだろうという見解の方が多い様です。
昨年発売されたEV車、「Honda e」の売れ行きもイマイチという状況の様ですが、ホンダの新しいチャレンジに期待したいということと、世界の車業界の大変革期において、どこのメーカーがどんな戦略で台頭してくるのか楽しみでもあります。
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