ソニーさんとホンダさんがモビリティ分野で提携するというお話。
ソニーさんとホンダさんがモビリティ分野で提携するというニュースが出ております。
ホンダさんは、少し前に「2040年にエンジン車全廃」へ舵を切られたところなので、マジでその方向に進むという中で、ソニーさんとの提携も渡りに船というところでしょうか・・・
https://bestcarweb.jp/feature/column/283796
大きな方針決定の裏には、自動車メーカーを頂点とするサプライチェーンの末端となる中小企業へのメッセージがあるのだと勝手に思っています。
これまでホンダさんを支えてきたエンジン部品の中小企業は、自動車からエンジンが不要となるとエンジン部品メーカーにとっては死活問題になると思うのです。
ホンダさんは、電気自動車で生き延びることができるかもしれないが、エンジン部品の中小企業は潰れてしまう。
潰れてしまう前に業種転換、品目転換を進めてくださいよーというホンダさんのメッセージなのではないかと勝手に思っております。
NHKのニュースを見ている中で、エンジンの部品メーカーが、新しい分野への挑戦として、コオロギを使った食品を開発していることが紹介されていました。
エンジン部品メーカーが食品を開発販売しようとしているということに、「坐すれば死」の状況が迫っており、何もしなければ会社が潰れてしまうという危機感なのだと思います。
自動車業界もパソコン業界と同じ様になるのではないかという懸念もあります(T ^ T)
かつて日本はパソコンの開発製造販売を柱とする電気メーカーが多くありました。
それがそれが、あれよあれよと無くなり、今はまともな国産パソコンメーカーはないと言っても過言でない状況になっております。
パソコンの部品の標準化が進み、どこのメーカーのパソコンもほぼ同じ様なものになり、それであれば安い中国製で良いということで一気に国産メーカーを衰退していきました。
自動車も電気自動車になると、めちゃくちゃ乱暴な言い方をすれば、バッテリーとモーターとECUがあれば作れる様になり、新規参入が容易で、価格だけの勝負になってしまうという構図になるのかもしれません。
軽自動車的なEVであれば、それでいいと思ってしまいます。
数万点の部品の組み合わせで作られてきたエンジンが不要となると、自動車業界は大きく変わりそうです。
そんな変化が来るのは当然のこととして、電機メーカーのソニーさんといち早く手を組んだホンダさんが優位に立てればいいのだが。。。と勝手に思っております。
2025年の新車販売が待ち遠しいです!