ヨットX-99「Tide Over号」の記録

83)_2019年MISHIMA CUPヨットレース参加(^ ^)その4

帆走で枕崎→谷山 2019年7月27日12時30分スタート

風まかせの帆走だけによる谷山への帰港がスタートしました。

枕崎港は広い港なので、45度、45度の走行でも何とか無事に出ることが出来ましたが、それほど風がないので、中々前に進みません。行きは機走7ノットで、6時間半かかりましたから、1−2ノット程度での走行では少なくとも3倍の時間、つまり18時間くらい要すると予測される状況でした。

まずは、日の明るいうちに指宿港まで行ければラッキーのつもりで、「Tide Over」号を進めましたが、開聞岳が近くなりません。

約4時間経過した、16時30分に開聞岳の手前までやってきました。

薩摩富士の開聞岳

ここまでの状況と谷山港までの航路を地図で示すと、下記↓↓の様になります。

4時間で、約1/5通過。

このペースで行くと、やはり20時間くらい要すると思われる状況でした。

19時となり、日没がせまる状況で長崎鼻を通過することが出来ました。太陽が開聞岳に沈みます。

今日1日の強い日差しを思い起こさせるに十分な力強い落陽です。

開聞岳に沈む夕日をバックにK崎スキッパー

予定変更。オーバーナイトで谷山港を目指すことに

日が暮れ、前が見えない状況での指宿港への帆走での入港は危険と判断し、オーバーナイトで走行することにしました。無数に光る星空の中、天の川がひときわ綺麗に浮かんで見えました。

そんな中、無数のライトを照らす物体が前方に見えました。動いているのか、動いていないのか、どちらに進んでいるのかも分からない状況でしたが、目の前に来て、ようやくその存在が分かる様になりました。大型のクルーズ船との遭遇です。

動くマンションのクルーズ船

当日のマリンポートの観光客船の入港予定表を見ると、21時にマリンポートを出航したイギリス船籍の「マジェスティック・プリンセス」であることが分かります。

22時過ぎに、指宿沖ですれ違いましたので、約1時間ほどで、鹿児島湾を出るスピードです。20ノットくらい出る計算になりますが、Wikipediaにも速力22ノットと記載されています。

全長は330m。我々のヨットが10mなので、33倍の長さとなります。

昼間の「マジェスティック・プリンセス」は、こちら↓↓

Wikipediaより引用

晩ご飯は、定番のパックライスとレトルトカレーです。湯せんするだけで食べれるので、楽チンです。交代しながら、夕食をとり、仮眠をとりながら、「Tide Over」号を帆走しました。

そして朝5時を過ぎると、桜島と朝日を受けてオレンジ色に光る雲が見え始めました。

朝日を迎える直前の桜島
2019年7月28日 5時42分 日の出

枕崎を出航して、17時間経過です。当初のおおよその予想通りです。それでも昼間に比べて気温が低い夜に帆走したことは結果的に体力の消耗を抑えることができ、良い判断であったと思います。

6時になってようやく、ホームポートの白灯台と赤灯台が見えました。

ホームポート谷山港の灯台が見えた

ここから最終着岸するまで3時間ほど掛かりました。風がない中、湾内を帆走する状況で、最後は、ボートフックに鍋をくくりつけて、オールとして漕いで進めました。交代しながら、手漕ぎでヨットを進め、9時に無事に着岸することが出来ました。

エンジントラブルで、ミシマカップリタイアという残念な結果でしたが、帆走で枕崎からオーバーナイトで谷山港までクルーズすることができ、それは貴重な経験となりました。

最後に、谷山KMS港でメンバー全員の集合写真です。

疲れの中にも充実感に満ちた様子が伺えます。また、来年優勝目指して、チャレンジしましょう!

2019年ミシマカップ出場メンバー
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kansaijin46
鹿児島に赴任し20年以上暮らしてきた関西人の経験を踏まえたお得な情報を発信するブログです。知っているのと知らないのでは大違いな事を沢山経験してきましたので、お得情報のお裾分けが出来ればと思っております。

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