初めての「くじゅう山」「九重山」「久住山」その1は、こちら
2019年10月22日、稲星山(いなぼしやま)初登頂( ^ω^ )
お弁当を食べてゆっくりした白口岳(しろぐちだけ)山頂を後にして、鞍部まで下ってきました。この鞍部には、立派な道標がありました。
道標からも分かる様に、右に行くと中岳へ、左に行くと1643mの展望台に行くことが可能です。また、展望台方向に少し降りると、水場があります。合計1.5Lの飲料を持っていましたが、大船山から白口岳の行動と、昼食で殆ど飲み干してしまう天気の良さもあり、ここでの水の補給は助かりました。
この鞍部から、標高100mを登ると稲星山(いなぼしやま、標高1,774m)です。
九重山の4座目です。
10時30分を過ぎ、下界も晴れて、キレイな黄緑や深緑の世界と、山側の紅葉とのコントラストで、下記の眺望写真も気分の良い雰囲気が出ています。
大本命の九重山の久住山(くじゅうさん、1786.5m)へ
深田久弥の著書、日本百名山に「九重山は山群の総称であって、その主峰は久住山。」と記載されていることを、このブログでも紹介させて頂きましたが、その主峰の久住山を目指すところまで来ました。
稲星山から西方向に稜線を進むことで、本命の「久住山(くじゅうさん)」となります。
稲星山の山頂から、そのルートが明確に見えます。
そして、そして、2019年10月22日11時35分に久住山登頂です。
5座目の登頂です。
標高は1786.5mです。
山頂は、大きな岩を寄せ集めた様な感じです。
法華院温泉から約8時間で、ここまでやってきました。
スマホのバッテリーの残留は3%を表示しており、殆ど写真も撮れない状況になっていました。
下記は、この山行中で撮影した写真の位置関係を示しますが、初めての九重で、何も知らなかったがために、相当なロングランコースを回ることになりました。それにしても大船山の日の出から紅葉めぐりで、秋晴れの中、気持ちよく歩くことが出来ました。
ここまで来たら、中岳のピークハントもしないと!
この日は国民の休日ということもあって、日帰りハイクの方も沢山おられ、久住山の山頂もかなりの賑わいでした。久住山から目の前に中岳、少し左に三俣山も見られます。
当初は、紅葉深い三俣山もピークハント出来ればと思っていましたが、疲労による膝の痛みも強く、三俣山は無理と判断し、中岳と天狗ヶ城まで登ろうと決心し、先に進みました。
久住山からなだらかな斜面を降り、御池を迂回して、20分ほどの登りで、中岳登頂となります。この登りは、殆ど足が動かず、気持ちだけで登ったという感じでした。
そして、12時23分、九重山の最高峰である中岳に到着です。1,791mの標高は、九州本土の最高峰でもあります。
言わずもがな、九州最高峰は、屋久島の宮之浦岳で1,936mとなります。
中岳山頂でもお昼を取る方が多くおられ、にぎわっていました。
坊ガツル方面と三俣山方面の眺望も良いため、バッテリーの残量が無い中ですが、シャッターを押すのでありました。
スマホのバッテリー残量は1%となり、、、
九州本土最高峰の中岳にいたのは数分で、バッテリーの残量は1%となり、もう限界というところでしたが、下山途中で御池があまりにもキレイであったので、久住山を背景に1枚撮影しました。
鹿児島の「大浪の池」と同じ様にカルデラの池で、季節や天候によって池の水の色が変化する様です。
久住山のピークはこの方向から見るとなだらかなので、あまり貫禄がありません。
この日、最後のピークは「天狗ヶ城」1,780m
そして、12時45分。この日7座目の「天狗ヶ城」をゲットし、道標の写真を撮ると、スマホは力尽き、ダウンするのでした。
そのため、YAMAP のゴール地点も「天狗ヶ城」となってしまい、ここからの下りの記録は残念ながら残りませんでした。
ここから約3時間の下りは地獄でした。完全に膝がいっちゃってる状態で、久々の苦痛でした。
最後の上りで諏蛾守越へ。ここでは三俣山への日帰りハイキングのファミリーが沢山いました。そのファミリーにも道をゆずるレベルの低速で、なんとかかんとか歩き続けました。
今日俺は、朝3時50分から、10時間以上歩いているのだよと言い訳したい気持ちで、車を駐車している長者原まで踏ん張りました。
2019年10月22日15時39分。
長い長い山行が無事終わりました。
ほぼ限界でした。
近隣には絶好の温泉が沢山あるはずでしたが、ここで温泉に入ると疲れがどっぷりと出て、今日中に鹿児島まで帰ることは出来なくなると思い、車に乗って、大分高速道路から鳥栖経由で、鹿児島まで高速を飛ばしました。
途中、宮原SAで大好きな「いきなりステーキ」を頂き、20時45分に鹿児島県霧島市に到着。
ここで、いつも通っている「花の湯」により、汗を流してから自宅へ。
ここで、ようやくのビール。骨抜きの状態で布団に潜り込みました。
充実の『即位礼正殿の儀』の祝日となりました。
おしまい。