関西出身の私は長島といえばナガシマスパーランドです(^ ^)
九州の方々には馴染みがないのかもしれませんが、関西および東海地区の人々は、長島と言えば、三重県のナガシマスパーランドになります。
東京ディズニーランドと同じ様に埋立地に作られたリゾート施設です。

実家の滋賀からも近いために、帰省した際についでに行っています。
2011年8月には、長島のアウトレットモールで、ヘリハンの帽子を買っていました。

また、写真はよく分かりませんが、1回千円のジェットコースターにも乗った様です。
それでも30分程度の待ちで済んだ様です。

今回訪れたのは、鹿児島の長島となります♪( ´θ`)ノ

鹿児島の長島は、鹿児島県の北西部にあり、九州と黒之瀬戸大橋でつながった島です。
長島からは天草に渡るフェリーがあり、以前に家族旅行で天草からの帰りに牛深港から蔵之元港へ渡った記憶があります。
それゆえ、その際の長島は通過した程度で、どっぷりと長島を満喫したことはなく、今回、長島から更に離島の、鹿児島県最北の離島である獅子島に行ってみようと思うのでありました。
2021年9月18日、台風14号が鹿児島や宮崎、熊本に上陸することなく、福岡に上陸するというこれまでにないコースを通過しました。
この後は台風一過で、天気は上向きになるしかないと思い、ほとんど計画なしに長島へ向かいました。
7時過ぎに霧島市の自宅を出て、9時過ぎに黒之瀬戸大橋を通過です。
黒之瀬戸大橋を渡ると長島町となります。


長島側に公園があり黒之瀬戸大橋を見ることが出来ます。
以前は有料だった様ですが、現在は無料となっています。
狭い海峡となっており、大潮の日には渦潮が見られる様です。
この黒之瀬戸大橋公園には3つの歌碑があります。
1つ目は長田王(おおきみ)の万葉集の句です。

2つ目は、こちらも万葉集に収められている大伴旅人(おおともの たひと)の句です。
ここの水の流れは、旅人の地元の奈良吉野の滝のような流れであると、故郷を思って詠んだ句の様です。

そして、大伴旅人(おおともの たひと)が最近になって注目されることになりました。
太宰府あたりで詠まれたもので新元号の由来となった句ですが、大伴旅人(おおともの たひと)にあやかって、ここにもその句碑が建てられていました。
「初春の 令月にして 気淑く 風和らぎ」の句から、令和という元号が生まれたということで、長島町もしっかりと新元号に乗っかられたのと思います。

この黒之瀬戸大橋公園の裏側には大きな道の駅があります。
黒之瀬戸だんだん市場です。
キレイな建物で活魚の販売がされてました。
コロナ禍ということもあり、またオープンしたばかりの9時という時間でもあり、人気は少なかったです。

このだんだん市場にあった長島町の無料ガイドブックを見てみると、まずは長島で一番高いところから景色を眺めなさいとのアドバイスなので、行人岳へ行くことにしました。
車で山頂まで行ってしまうので、あっという間です。

行人岳からは、長島とそこから橋がかかる伊唐島、諸浦島に、鹿児島県最北の島である獅子島、そして熊本県天草と入り組んだしまなみ、海岸線が見えます。
山頂には、渡鳥を観察されている方が4、5名居られました。
丹頂鶴の初飛来を待ち構えているような感じでしょうか?

地図でも分かるように、長島も結構な大きさの島なのですが、その先の船でしか行けない鹿児島最北の島である獅子島もかなり大きな島です。
こちらからみる限りは、あまり平坦なところがなく、山が多い印象です。
この日、できれば獅子島に上陸しようと思っていたのですが、、、
先に結論を言いますが、獅子島上陸ならずで、上陸作戦は失敗に終わりました。

八代亜紀の八代海(やつしろかい)方向も静かな海で、気分の良い眺望でした。

行人岳の山頂には不動明王様が居られましたよ
自然の景色だけでなく、行人岳の山頂には他にも見所があります。
まずは、不動明王様の姿。


修行の山であった行人岳で、怖い顔でにらまれおり、何かあったらケツバットするぞという勢いです。
山頂の看板に、山岳信仰の内容が書かれていました。
私はこの看板の内容よりも、郷土史研究家の名前に少しびっくりした次第です。

さらに少しだけ上ったところが最高地点です。
灯籠が並んだ坂を登ります。

そして最高地点にお堂があります。
結構大きなお堂です。

お堂に入ってお参りです。
扉を開けると8畳ほどの空間があり、その奥に本尊が祀られていました。

この本尊かなり古いものの様です。

そして、左側には3柱の仏様。
一番小さな仏様はマリア様かなとも思ってしまいました。
天草が近いので、こちらにもキリスト教が入って来ていてもおかしくないと勝手に想像してしまいました。

そして、このお堂の前に山頂プレートがあります。
行人岳山頂です。

お堂から帰って展望台からもう一度、獅子島方向と八代海方向を望むとさらに天気が良くなり、キレイな景色となっていました。
まさに台風一過の様相です。


後ろ髪を引かれる思いで、行人岳を後にします。
次に向かったのは、トイレです。
ガラス張りの眺望トイレがあるというので、せっかくですから行ってみました。


針尾空中展望トイレという名前の通り、展望しながら用を足せるトイレです。
小便、大便ともに、展望しながら用を足すことが可能です。
証拠の写真がこちら


かなり、お金かかっていると思います。
このトイレの屋上も展望台になっています。

目の前左に、伊唐大橋と伊唐島で、左の小さな島が竹島で、かかる橋が竹島大橋です。
伊唐島の奥に獅子島という配置となります。
どんどん天気が良くなり、空が青くなってきました。


獅子島行きのフェリーは11時15分発。
この段階で急げば間に合うタイミングでしたが、無料ガイドブックで紹介されていた「長島大陸市場食堂」の方が気になり、11時からオープンということで、食を選ぶことにしました。
漁協直営の人気店ということで、やはり11時前に行列が出来ていました。

それでも何とか店内に入ることができ、オーダーです。
刺身系を食べるのがセオリーかもしれませんが、私は長島のブランドぶりである鰤王のカツ定食を注文することにしました。

写真写りが悪くなりましたが、3枚の切り身のブリカツです。
お味はサイコーでした。
タルタルソースと相性バッチリで、ごはんがススムくんでした。
あら汁もGood。
そして、写真左上のブリのたたき的なお刺身も、添え物の様な感じですが、めちゃくちゃ美味しかったのです。
長島大陸市場食堂、いいお店です。

ひとまずここまでとさせて下さい。
獅子島行きのフェリーに乗ることが出来ず、ここ長島で何をするのか?です。
楽しめるものはいくつもありましたよ。
つづく。
[…] 581)_関西人は長島と言えば三重県のナガシマスパーランド。しかし鹿児島人にとって長島は、、、 関西出身の私は長島といえばナガシマスパーランドです(^ ^) 九州の方々には馴染みがな […]