「九州八十八湯めぐり」とは??
温泉大国九州において、温泉有識者によって「ホンモノ」にこだわって選定された「九州八十八湯めぐり~九州温泉道~」なるものがあります。
この「九州八十八湯めぐり~九州温泉道~」のWEBサイトを見ると、選定委員である4名の温泉名人が紹介されています。テレビチャンピオン「温泉通」3連覇を達成された方や、美人温泉家など選ばれし4名について、深堀頂くとその凄さが分かると思います。
この「九州八十八湯めぐり」に参加するためには、まず御湯印帳(スタンプ帳)を手に入れる必要があります。1冊100円で、JR九州の主な駅や「九州八十八湯めぐり」対象施設の一部で販売されている様ですが、私もまだ持っていません。
このス御湯印帳(スタンプ帳)に入湯した温泉のスタンプを押印し、押印されたスタンプの数によって、温泉道の修行度が認定される様です。
詳細は、「九州八十八湯めぐり」のWEBサイトを確認いただければと思いますが、16湯の入湯スタンプを集めると入門となり、40湯で初段、80湯で先生ならぬ泉生(せんせい)に認定され、最終的に88湯で泉人(せんにん)となり、WEBサイトにも「泉人の皆さん」として紹介いただけるしくみとなっています。
現状(2019年5月8日)では、1,940人の泉人が認定されておられる様で、いつになるか分かりませんが、是非とも「いのとも」も泉人となりたいと思っております。
対象の温泉施設は141湯あります!
対象の温泉は、141湯あり、この中から88湯に入湯しスタンプを集めればよいのですが、九州各県毎の温泉数は下記となります。
福岡県 15湯 (久留米温泉など)
佐賀県 7湯 (嬉野温泉、武雄温泉など)
長崎県 11湯 (雲仙温泉、波佐見温泉など)
大分県 39湯 (別府温泉、由布院温泉、筌の口温泉など)
熊本県 27湯 (黒川温泉、人吉温泉など)
宮崎県 12湯 (青井岳温泉など)
鹿児島県 30湯 (霧島温泉、指宿温泉など)
この中で、令和元年五月六日に、鹿児島県の霧島温泉:霧島湯之谷温泉に行ってきましたので、紹介させて頂きます。
実は実は、前日の五月五日にも霧島湯之谷温泉にアタックをかけていたのですが、夕方にゆっくり浸かろうと思い、15時過ぎに訪問すると、下記の看板が!!
立ち寄りの入浴は、9:00~15:00(最終受付 14:00)だったのです!
調査不足でした。皆様、ご注意下さいませ。
湯之谷温泉をあきらめ、「霧の里」温泉へ
仕方なしに、他の温泉をスマホで探すこと、2、3分。近くにこれまで行ったことのない「霧の里」なる温泉を見つけ、車を走らせます。
ありました、ありました。大きな看板に、「霧の里、温泉・サウナ・露天風呂」の文字が記載され、営業時間も20時までOKです。
早速、車を停めて温泉施設へ。
施設では宿泊はもちろん、結婚式も出来る様で、大きな窓を備えたレストランも綺麗な建物です。周りの樹木も新緑で、気持ちが晴れる様相です。
受付で入浴料500円を支払い、いざ浴室へ。
まずは露天風呂です。
大きなモミジの木が目隠しに植えられていますが、キミドリ色の新緑が、目からも気持ち良さが伝わる様です。これは、秋の紅葉もさぞかし綺麗だろうと容易に想像されます。
アングルを変えると、モミジの向こうに濃い緑の茶畑が広がっています。更にその奥には山の稜線が波打っています。露天風呂の温度は低めなので、ゆっくりと入ることが出来ました。
内湯の方は、底板までヒノキの総ヒノキ風呂で、無色透明のお湯とマッチして、安らぎを覚えます。露天風呂より少し高めの温度となっており、露天風呂と内湯を繰り返し入ることで、長く温泉を楽しむことが出来ます。
加えて、写真はありませんが、大きさは大人4人が入れる程度ですが、本格的なサウナ室もありと、水風呂と合わせて、たっぷり汗をかいてからの冷水浴も楽しむことも可能です。
脱衣所も綺麗に整備されています。
「霧の里」温泉は、露天風呂に、ヒノキの内風呂、サウナに、水風呂と小さいながらも全てある為、今後も季節が変わるタイミング毎に訪問したいと思う温泉でした。