2021年1月30日、えびの高原から栗野岳へ
既に、上記の様にYAMAPで紹介しておりますが、1月30日(土)にえびの高原から栗野岳を目指して歩きました。
えびの高原に行く前に、鹿児島空港に寄って日の出を見たことを前回のブログで報告しています。
8時42分、えびの高原の駐車場に到着です。
真っ青な空に、韓国岳が映えます。
この天気なら100人中99人までが、韓国岳をチョイスすると思うのですが、1人残った私は、正反対の栗野岳に向かいました。
歩いてすぐに、天然氷のアイススケート場の横を通ります。
従業員の方が総出で、氷の補修をされている様です。
そのして、えびの高原のキャンプ場です。
3月31日までは休村中のキャンプ村ですが、夏場は涼を求めて多くの人が集まるのかもしれません。
キャンプ村を過ぎて、少し雪まじりの山道ルートに入ります。
登山靴で、アイゼン等は持参しておりませんでしたが、なんら問題はありませんでした。
全く誰とも会わない登山ルートは結構好きで、自分の庭の様な気分で歩きました。
雪と霜柱と落ち葉の絨毯と、ギュッギュ、ザクザグ、サワサワサワと独特の音をたてながら歩きます。
咀嚼音もYou Tubeでバズっているので、ザクザクと霜柱上を歩く音も人を集められるかもしれません。
耳障りの良い音を聞いていると気分アゲアゲとなりますので、オススメです。
10cmから15cmくらい霜柱です。
更に前に進みます。
えびの高原から栗野岳へのルートには殆ど看板がありません。
途中、ようやく看板がありました。
ピンクリボンもあります。
それでも一番頼りになったのは、YAMAPのユーザーの軌跡に沿って歩くことでした。
今後も活用していきたいと思います。
ルートを更に進むと、大きな木が道を塞いでいるところがありました。
横たわっている大木は、根っこからめくれ上がっていました。
また歩いていると、目にとまるものもあります。
猿の腰かけ系のキノコですが、小さいものがびっしりと木を覆っていました。
こんなものを見ながら、写真を撮りながら進みます。
そして、日添岳に到着です。
9時50分でした。
全く眺望のないピークですので、標識を撮影して、更に前に進みます。
このコースはほぼ樹林帯の中を歩くのですが、途中、空が見えるところに出ると、真っ青な空に輝く太陽、遠くには韓国岳が見えており、気分はアゲアゲでした。
そして、このコースの中で最も見晴らしが良い、その名も「見晴台」に到着しました。
標高1069mです。
錦江湾に浮かぶ桜島と、その左には高隈山の姿も見えます。
韓国岳と、その右にはいまだに入山規制が続く新燃岳の姿があります。
そして、西側には栗野岳。
本日の最終ピークです。
この見晴台は、切り株も多く、人の手を加えながら見晴らしを維持しているのではないかと思われます。
冬の雲ひとつない真っ青な空は、そのブルーが強烈です。
キレイです!
見晴台から少し進んで、栗野岳第2峰です。
名前が少し寂しい気がします。
単独の名前がないのです。
それであれば、前栗野岳(まえくりのだけ)とか、後栗野岳(うしろくりのだけ)という様な名前の方がいいと思うのですが、、、
ここのピークには根っこ部分が浮き上がった立派な枝ぶりの樹木が鎮座していました。
そして、栗野岳の山頂に到着です。
到着時間は10時42分。
このピークも眺望ゼロ。
標高は1,102mです。
手前の韓国岳眺望所に引き返して、お弁当を頂きました。
セブンイレブンのおにぎり弁当です。
しっかり歩いて、汗をかいて、腹をすかしている状態なので、こんなオニギリが最高のご馳走になります。
空腹は最高の調味料。
まさにその状態でした。
おにぎりを食べながら、同じ道をピストンで帰るのも面白くないなーと思っていたところに、栗野岳山頂には下記の看板がありました。
2時間で上床牧場に着くルートがあるとの誘いのような看板です。
自宅に電話して、嫁さんに迎えに来てもらえることを確認し、縦走ごとく、前に進みました。
途中、お椀に入れたご飯をひっくり返して作ったようなお山の飯盛山が見えました。
近くでは藺牟田池にも飯盛山があり、本当にどこにでもあるお山の形と、その名前です。
下記が、藺牟田池の飯盛山です。
急な下りを降りていくと、また立派な看板がありました。
矢印と、「スダジイ巨木へ」の看板です。
少し進むとスダジイ巨木と思われる樹木がありました。
この巨木には看板がなく、これが本当にスダジイ巨木なのか分かりませんが、これだと思います。
なかなか風格のある樹木です。
スダジイ巨木を過ぎて、途中ピンクリボンを見失い、迷い道クネクネ、人生行路師匠のような状態になりましたが、なんとか牧場と思われるところまで降りることが出来ました。
この上床牧場は、牛を自然放牧されているようで、そのために電気柵が張り巡らされていました。
怖い怖いっていう感じでした。
牧場の景色も凄まじい感じです。
後ろに見える山は栗野岳です。
下りたところは自衛隊の演習場。
モノすごい音の爆弾が鳴り響いています。
馬毛島の市長選ではFLCP反対の矢板現職が当選され、第2期目を勤められることが決まっています。
爆弾の音や、戦闘機の音が鳴り響くところは、やはり落ち着かないため人が寄り付かなくなると思います。
FLCPが馬毛島に来ると、その爆音のために、島外に出ていく人が増えるものと推察します。
少々のお金を積まれても、種子島には基地はいらないと言って頂きたいと思う、「いのとも」でした。
最後に、牧場の看板を紹介。
嫁さんとの合流はなんとか出来ましたが、カーナビが紹介する上床牧場の道がえげつなく、両脇に竹が落ち込んで道幅が軽自動車1台分くらいになっている道を走り、車がキズだらけになったという不満の声でした。
急に迎えに来てもらっている手前、そんな狭い道を通るなとも言えず、翌日の日曜日に、黒専用のハンネリタイプのワックスを購入し、キズを目立たなくする作業に必死となるのでした。
やっぱり、ジムニーが欲しいな。