2023年8月12日。 山の日の次の日
車中泊する場所を間違えて、朝一番、御嶽山の駐車場まで移動することになった顛末を下記の記事に書かせて頂きました。
その影響で登山開始が10時となり、盛夏の山登りでこんな時間から登るヤツいないっていうヤツになってしまいました。
そんなことを言ってもこっちは、鹿児島から来ているのです。
御嶽山に登る機会を作るのは生半可ではありません。
盛夏の10時からでも登山するのです。。。
くそくそ暑い状況のスタートでしたが、登りの1本道は得意とするところ。
ガンガンと先行する登山者を抜いて、一気に駆け上がりましたよ!
スタート地点の田ノ原天然公園の標高は、2,180mの表示がありますので、
ほぼ900mの登りとなる計算です。
御嶽神社の鳥居から登山開始です。
山頂には何時ごろに着けるのか皆目検討がつきません。
下記の絵がいい感じです。
しめ縄と御嶽山の山頂付近の写真です。
そして解説になりますが、このルートで山頂まで登れることになったのは、2014年9月27日の大規模噴火以来9年ぶりのことなのです。
それも下記の看板表示にあるように、10月11日までの期間限定での規制緩和ということです。
チャンスを頂き、感謝という気持ちで、御嶽山に登ります。
登山ルートはYAMAPの地図をお借りして説明させて頂きますが、下記のように一本道です。
登山開始は10時となり、朝駆けや5時から登山開始されている方は既に下山されて来ている状況でした。
それゆえ、MAXでも5時間くらいの往復登山コースということが分かります。
いざいざ、3000メートル峰の登山開始です!
10時14分がスタート時間となりました。
スタート地点は7合目となるようで、8合目までガンガンと登ります。
金剛童子などの銅像が乱立するポイントが8合目のようです。
ここまで45分ほど。
暑いので体力消耗します。
振り返って登山開始の田ノ原観光センターの赤い屋根が見えます。
一気に登って来ているのがよく分かります。
そして、8.5合目あたりにあるのが、富士見石。
この日は雲が多く富士は見えませんでしたが。。。
バテる前に早めに水分と栄養補給ということで、昨夜購入のエナジーゼリーを注入です。
あまり元気が出る感じはしませんが、体には効いているものと思います。
そして、上を見ると、大きな建物が見えます。
おそらく、王滝頂上の神社です。
見えているのでもう少しです。
一方、眼下は。
さらに高度を上げていることがよく分かります。
下山される方も沢山すれ違います。
そして12時前に、王滝頂上に到着。
大きな神社がありました。
できるだけのお賽銭をと、お札投入です。
神の御加護を期待致します。
王滝山頂はお参りのみで、そのままスルーです。
ラスボスの剣ヶ峰の山頂を目指します。
後から知ることになるのですが、2014年の水蒸気爆発の噴火では、この辺りでも被災者が出たようで、もの凄い噴石が落ちてきたようです。
さらにガスが濃くなり、真っ白な世界に変化していきました。
いくつもの仏様の銅像があるのも信仰の山であることを示しています。
下記写真の左上が山頂です。
山頂に向かう途中、避難シェルターも設置されています。
万が一、またもや噴火が起こるかもしれませんので。。。
山頂は後少しです。
山頂に向かう人が増えてきました。
山頂直下にもコンクリートの大きな避難シェルターが3つ設置されていました。
桜島の避難シェルターを見ている鹿児島人からすると珍しいものではありません。
そして、そして、最後の階段。
この上が剣ヶ峰の山頂となります。
山頂には祠と御嶽神社の頂上奥社があります。
信仰の山ですから、山頂には祠なのです。
山頂から2014年に噴火した火口が見えました。
当時のニュースで見た光景が目の前に現れて、多くの登山者がここで被災されたと思うと恐ろしさを感じるのでした。
そして、山頂横に設けられた標識で記念撮影です。
3,067mの頂です。
先ほどまで見えていた火口も真っ白なガスで隠れてしまい、
何もない空間が広がります。
改めて山頂の祠の写真。
祠の隣の立像はどなた様なのか?
調べませんでした。
山頂下の階段横には、慰霊碑もありました。
「安らかに」の文字が刻まれています。
日本百名山45座目となる御嶽山の登頂を果たし、後は帰るのみです。
下山を急ぎます。
少し下ると、雲もなく、視界良好です。
そして、往復3時間ちょっとでゴールとなりました。
少し拍子抜け感はありましたが、早く帰還できたのは嬉しい誤算です。
上記の長野県立御嶽山ビジターセンター やまテラス王滝は御嶽山の噴火に関する展示があり、かなりお金の掛かった施設です。
汗びっしょりだったので、展示を見るまでもなく、車に戻りました。
もう一度、御嶽山の山頂方向を見ると、雲も晴れており、この時間に山頂にいたならば、絶景が見られたかもしれません。
出発は遅くなったものの、一本道の登山コースをガンガンと登り、ガンガンと下った結果、想定以上に早く登山を終えることができ、この先、どうしようかと迷うのでした。
ワンチャン、この後に乗鞍岳のバスに乗れないかと調べてみましたが、遅い時間のバスはなく無理であることを確認しました。
それゆえ、ここから実家に向けて、一直線に帰ることにしたのです。
本日はここまでとさせて頂きます。
ここまでお付き合い頂き、感謝でございます。
[…] 御嶽山の登頂 […]