自宅の霧島市から車で1時間半
先週土曜日、6月20日にいちき串木野市にある冠岳に行って来ました。
自宅から車で1時間半ほど掛かりますが、九州百名山にも選ばれており、是非とも登っておきたいとの思いから、行って来ました。
麓には、「冠岳歴史自然の里」の看板がありましたが、一帯はいくつもの神社や公園、奇岩などがあり整備されていることも分かりました。
また、九州百名山に選ばれているだけあって、登山ルートもしっかり整備されている様で、登山ルートを示す看板も設置されていました。
今回は、徐福像のある広場の駐車場に車を停め、冠岳を目指すことにしました。
到着したのは7時半過ぎでしたが、駐車場には1台の車もなく、私のヴェゼル のみでした。
駐車場には、丸太小屋風の立派なトイレもあり、市の力が入っていることも分かります。
登山ルートに入る前に、徐福像を拝みます。
この徐福像がなぜここに建てられたのか、WEBに詳細が記されていました。
中国は秦の時代、徐福(じょふく)という人がいました。
徐福は、はるか東の海に蓬莱(ほうらい)・方丈(ほうじょう)・瀛洲(えいしゅう)という三神山があって仙人が住んでいるので不老不死の薬を求めに行きたいと秦の始皇帝に申し出ました。
紆余曲折を経て、なんとか鹿児島の串木野(現在のいちき串木野市)に上陸したと言われています。
不老不死の薬を求めて中国から鹿児島県串木野にやって来た徐福ですが、日本各地にはいくつもの徐福伝説がある様です。
この日は梅雨の厚い雲に覆われており、太陽が完全に顔を出さない状況でしたが、それが逆になんとも言えない神々しさを醸し出していました。
この徐福像の写真を見ると中国に来ている気分になるのは私だけでしょうか?
徐福像から駐車場を見るとヴェゼルが見えます。
この後、山頂からヴェゼルを見ることになるとは思いもよりませんでした。
この徐福像近くの登山口から山に入ります。
登山口をしばらく歩くと、鎮国寺へ続く杉林の山道があり、真っ直ぐに生える杉の木に、こちらの背筋も伸びる気持ちになります。
鎮国寺には若い修行されている方が何人かおられ、声を掛けられました。
登山道をご存知ですかという親切心からのお声がけでしたが、正直、気持ち悪かったです。なぜもって、こんな山深いお寺で修行されているのかという気持ちでした。
鎮国寺を抜け、冠岳(西岳)方向を示す道標があり、本格的な登山の始まりです。
また冠岳は四国お遍路と同じ様に、八十八ヶ所めぐりがあり、上記の様なお堂が所々に作られていました。
その後、西岳神社の鳥居があり、ここから山頂にある西岳神社までが参道になるのだと思います。
参道に入ると千手観音如く、無数の手?足?を持つ虫が出迎えてくれました。
藺牟田池の外輪山で会ったのは毒を持つムカデでしたが、今回出会ったのは無毒のヤスデでした。
この先、何と出会うのか。
西岳(冠岳)の山頂へ急ぎます。
つづく。