2022年1月4日、伊吹山で雪崩発生(°▽°)
昨日、1月4日に伊吹山で雪崩発生のニュースがありました。
4人が巻き込まれて、1人怪我をされた様ですが、命に別条なしということです。
下記のYouTubeでは詳細な情報と、更に、雪崩のリスクから逃れる方法の解説がされていました。
そんな伊吹山に2021年12月30日に登っています。
雪崩発生の5日前です。
雪崩発生5日前の伊吹山の様子を報告させて頂きます。
前日の2021年12月29日に鹿児島県志布志港よりフェリー「さんふらわぁ」に乗船し、翌30日に大阪上陸。
滋賀の実家に帰り着くや否や、百名山の伊吹山に行くことに。
1週間ほど前に大雪が降ったことは分かっており、YAMAPで2、3日前に登山されている方のレポートを確認しており、早足で登れば4時間ほどで山頂まで往復できるという情報入手済みでした。
それゆえ、天気だけが心配でしたが、30日の天気は曇りから晴れに向かうということで、午後の4時間で伊吹山をピークハントすべく、実家から高速を使って伊吹山の登山口のある米原市へ向かいました。
12時を少し回りましたが、ほぼ予定通りに登山口までやって来ました。
登山口は、上野という集落です。
ようこそ、日本百名山 伊吹山 登山口 の看板があります。
下記の写真より山頂はガスガスということがよく分かります。
百名山の伊吹山ですが、夏場は、伊吹ドライブウェイを使うと車で山頂近くまで上がることが出来るのです。
それでもやはり自分の足で登りたいものです。
特に、冬場の伊吹山は、ほぼ真っ直ぐに近いルートで登ることができ、十分日帰りで行けるため、冬山初心者向けのコースと言われています。
私も大学生の頃はピッケルにアイゼンで多少の冬山の経験がありますが、50歳になってからの登山では初めてなので、ちょうどいいのではないかという軽い気持ちで行って来ました。
登山口近くの駐車場に車を停めて、登山の開始です。
12時35分出発です。
登山口の三之宮神社の鳥居を過ぎます。
インフォメーションセンターという建物がありますが、誰もおられない様でした。
そして、山道への入り口に、伊吹山登山道入口の杭があります。
山頂まで6kmの道のりです。
しっかりと雪が残っています。
私が登り始める頃、下山されてる登山者と沢山すれ違いました。
山頂は猛吹雪ということで、視界ゼロでしたよとの情報ですが、この後、天気は回復するという天気予報を信じて登ります。
登山の鉄則の一つとして、夜明けとともに登るというのがありますが、おそらく6時から7時くらいに登山開始された方が5、6時間かけて山頂から降りて来られた方が多くおられたのだと思われます。
登山口から樹林帯を歩き、樹林帯を抜けると1合目となります。
12時53分到着です。
ここからゲレンデを登るような状況になります。
ゲレンデを登り、振り返ると1合目の山小屋が小さく見えます。
2合目もなんなく、クリア。
通過時間は13時8分です。
2合目から3合目までの間にある少し傾斜が緩くなる付近に、10人くらいのパーティがおられました。
雪山のトレーニングでもされている様な状況でした。
この辺りから、少しづつ青空が見える様になりました。
トレースのない白い雪と、青い空がキレイです。
そして、3合目。
到着時間は13時35分。
ちょうど1時間経過です。
3合目を過ぎると、太陽がサンサンと照らす状態になりました。
琵琶湖もしっかり見える様になってきます。
ここから先は、夏場の登山ルートを外れて直登ルートになるので、合目の看板と出会いません。
避難小屋を通過したのが、14時前です。
下記は帰りに撮影した避難小屋の写真ですが、石を積み上げて作られた小屋です。
上記の写真から、ここからの登りが急登になっていることがよく分かります。
実際、この上の斜面で雪崩が発生し、雪崩に遭われた方は、この小屋に収容されて、救助を待たれた様です。
自分自身の登山では登山開始から1時間30分で、避難小屋を超えて、急登を登っていました。
前を見ても、そそり立つ斜面です。
横を見るとその傾斜角がよく分かります。
この急登は一気に登ります。
写真を撮っている様な悠長なことは出来ません。
そして、急登を登りきりました。
14時48分です。
ここからは斜面が緩やかになります。
山頂の方向の空は真っ白です。
山頂のお堂です。
写真では分かりませんが、吹き荒ぶ風がものすごいので、後でお堂に入って休憩をします。
その前にピークを踏んでおく必要があります。
そして14時56分、一等三角点のある1377.3mに到着です。
太陽がなんとか照らしてくれていましたが、しばらくして、雲がなくなり、下界が見える様になりました。
琵琶湖も見えました。
天気予報の通りに、天気は回復し、伊吹山山頂でも眺望を望むことが出来ました!
いいことばかりではなく、下山してから分かったことなのですが、YAMAPのトレースでは途中で切れており、山頂に登ったことになっていなかったのです。
せっかくの日本百名山のYAMAP記録10座目の記念すべき伊吹山登頂がカウントされていないのです。
YAMAPのトレースでは、尾根に上がりきったところで切れており、その後の1377mの山頂で撮影した写真はあるものの、トレースされておらず未登頂という扱いにされてしまいました。
自撮りの写真もありますので、伊吹山盗聴は間違いないと言えるのですが、残念ながら未登頂ということで処理されてしまう様です。
YAMAPユーザーの皆様、GPSトレース機能は時と場合により、記録されない場合がありますので、注意下さいね。
もう一人、伊吹山山頂におられる方がいます。
日本武尊、ヤマトタケルさんです。
強風の中、耐え忍ばれているヤマトタケルの尊の写真をシェアさせて頂きます。
物凄い風雨に耐え忍ぶヤマトタケルノミヤの姿は壮絶です。
まだまだ風雨がつよいので、お堂の中で待機です。
お堂に入ると、下記のようにほっと出来る空間がありました。
ここで、ポットに入れたコーヒーを頂き、持参したお菓子なども頂きました。
山頂までまともに休憩したのはここだけです。
そうこうしているうちに、さらに雲が取れて、北側の山々も眺望できる様になりました。
しかーしなんです。伊吹山より北側にあるお山の名前が分かりません。
白い雪を被った山はなんというお山でしょうか??
南側の琵琶湖については、その姿をしっかりと見て取れる様になっていました。
周辺には人っ子ひとりおられませんでしたが、最後の最後に、私と同じ単独行の方がおられました。
ルートのポイントポイントには赤旗が設置されており、登山者がルートを間違わない様な処置をして頂いております。
この急な斜面あたりで表層雪崩が発生したものと推察されます。
ここはかなり急斜面であることが上記の写真からでも分かりると思います。
私が歩いた12月30日の午後は日差しもあり、シリセードで降って、楽しむことが出来ました。
振り返って、樹氷と青い空です。
下記の写真でもここが急な斜面であることが分かると思います。
ここでも山頂側を振り返っています。
白い雪面と青い空がキレイです。
避難小屋が見えて来ました。
琵琶湖も光っています。
そして、避難小屋です。
ここから更に降りていく中、16時を過ぎると急に夕焼け空になって来ました。
上記の写真では、琵琶湖の有人島である沖ノ島がキレイに見えます。
そして、ゴールです。
16時23分でした。
4時間を切るタイムで往復することが出来ました。
残念ながら、YAMAPのトレースは残っておらず、伊吹山完登にはなっていないですが、、、
最後に、高速道路に乗る手前で、伊吹山を確認しました。
1377mのその山は、5日後に雪崩を発生させるのです。
雪崩に巻き込まれないように、慎重な判断が必要とあらためて思うのでした。
おしまい。
伊吹山の往復4時間はすごいです。
また、いっしょに登りましょう。
びーとんさん、コメントありがとうございます♪( ´▽`)
高校の山岳班では、インターハイ予選コースになっているので何度も伊吹山登りましたよ!
子供さんが手が離れたら、鹿児島でお待ちしております。霧島、開聞岳などご案内しますよ!!
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