野海棠は、霧島山に自生するバラ科の固有種です( ^ω^ )
wikiによりますと
「1910年(明治43年)、鹿児島県に住む中野与衛門と深沢武逸が発見し、牧野富太郎によってノカイドウと命名され新種として発表された。1985年に宮崎県高鍋町で近似種が発見されタカナベカイドウと名付けられている。近縁の園芸種としてハナカイドウがある」
と記載されています。
そのwikiの画像をお借りして、下記に添付しますが、桜の花にも似ていることが分かります。
特徴として、wikiには、
「高さ3-5メートルの小高木で枝分かれの発達した樹形を呈し、鳥の止まりにくい姿から地元ではトリトマラズとも呼ばれている。葉は長さ3-5センチメートル、幅1.5-3センチメートルの楕円形で縁は鋸歯状である。5月上旬に赤色の蕾から薄桃色の直径2-2.5センチメートルの花を咲かせる。花のあとに直径8ミリメートルの実を結び秋には赤く色づく。」
と記載されています。
さらに、分布として、wikiには、
「世界で霧島山にのみ自生する固有種である。確認された個体の大部分はえびの高原の長江川源流付近あるいは日当たりの良い湿地に集中している。この地域は1923年(大正12年)3月に「ノカイドウ自生地」として日本国の天然記念物に指定された。1966年(昭和41年)の調査ではえびの高原で473株が確認されているが、1995年(平成7年)の調査では251株に減少している。シカによる食害を防ぐため、幼木にはヘキサチューブと呼ばれる六角形の半透明プラスチック製カバーが掛けられている。」
と記載されています。
このノカイドウの花を見に行くべく、5月2日のGWに霧島山のえびの高原に行ってきましたよ。
えびの高原の「ノカイドウ自生地周辺MAP」として、下記のような看板が設置されていました。
ノカイドウは世界中でえびの高原の渓流沿いにしか自生していない大変貴重な植物であり、大正12年に国の天然記念物に指定され、その数は年々減少傾向にあり、このまま放置すると絶滅の恐れがあると記載されています。
地図を細かく見ると、えびの高原キャンプ村の川沿いにかたまって生育していることが分かります。
回転扉より保護区域に入ると直ぐに、ノカイドウの花を確認することが出来ましたよ!!
花は可憐ですが、その枝ぶりは老木の感じです。
アーモンドもバラ科なので、同じような系統の花が咲くと思います。
それでも、ノカイドウは、霧島のこの辺りにしかない固有種で、国の天然記念物にも指定されていると聞くと貴重な存在になってしまいます。
それゆえ、若木の保護もされており、下記のような網で囲まれていました。
天然記念物の名前にあやかって、野海棠という焼酎があります!
この天然記念物の植物である「ノカイドウ」にあやかり、焼酎メーカーが名前をいただいて、芋焼酎と麦焼酎が作られています。
なぜ、「ノカイドウ」という名前を焼酎につけたかまで、WEBページに記載はありませんでしたが、やはり天然記念物で霧島のえびの高原あたりにしか自生しない貴重な植物の名前を冠することで、貴重な焼酎であることをアピールしたかったのではないかと勝手に思っております。
YouTubeに発売元の「祁答院蒸溜所」の動画がありましたのでご紹介させて頂きます。
「野海棠」は、霧島山に自生する天然記念物の植物の名前ですが、よく似た言葉に「野風増(のふうぞ)」があります。
河島英五さんの楽曲にもある「野風増(のふうぞ)」ですが、こちらは、中国地方(主に岡山県)などでのやんちゃ・生意気などという意味の方言で、「野海棠」とは全く違います。
今回、「野海棠」の花を見ることが出来ましたので、次は「野海棠」の焼酎を呑んでみたいと思います。
実現出来ましたら、ご報告させて頂きます。
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