全長20kmのロングコースをご紹介です(^ ^)
鹿児島大隅半島にもいいお山があります。
高隈山系です。
今回は、2021年5月30日に猿ヶ城を起点に、刀剣山、横岳、平岳、二子岳、妻岳、御岳、小箆柄岳、大篦柄岳と縦走したコースについてご紹介です。
以前に小さなピークが7峰まである刀剣山の登山コースを紹介しておりますが、今回は、その刀剣山を登った後に、高隈山系の主なピークを全て縦走しようというタフなコースとなります。
刀剣山7峰の登山コースについては、下記ブログを参照下さい。
6時過ぎに自宅を出発し、まずは猿ヶ城へ。
前回の刀剣山の登山ルートとは異なり、渡渉から始まる猿ヶ城キャンプ場を起点としました。
7時35分のスタートです。
ロングコースなので、戻ってくるのは夕方になるのではと少し心配でした。
刀剣山の山頂まで140分の看板が立つ、渡渉地点です。
看板にもあります様に、「増水時は通行禁止」というのが良く分かります。
大きな石がたくさんあります。
渡渉後、黙々と山登りに徹し、8時39分、刀剣山1峰の眺望ポイントに到着。
140分のコースタイムのところを、64分で通過です。
これくらいのペースでないと、今回のコースを廻り切るのは難しいと思います。
ほどほどに良い天気で、噴煙をはく桜島が目の前です。
刀剣山1峰には丸岩の眺望台があり、良い眺めです。
これから向かう横岳方面を見ると、中央にひときわ三角に尖っているピークが妻岳だと思われます。
そして左が大箆柄岳ということになるので、ここから見えている山をぐるっと回るというコースになります。
横岳の登山口までが40分という看板あり。
8時52分通過です。
そして、横岳登山口の看板のポイントまでやってきました。
9時2分です。
ということは10分で通過ですね。
少し看板の設定タイムがどうなのかなーと思ってしまいます。
ここから急登となります。
横岳山頂まで90分という表示です。
このコースはあまり歩かれていないのか、下記のようなコースの踏み跡が見えないようなところもありました。
そして、尾根に到着。
左に曲がって、山頂はすぐ近くのはずです。
9時59分、横岳山頂到着です。
90分のコースタイムを60分を切ることが出来ましたが、かなりへばってしまいました。
先週も霧島縦走で20km歩いており、やはり疲れが残っていた様です。
横岳山頂からは、錦江湾と、その向こうに薩摩富士の開聞岳が見えます。
手前には知林ヶ島も見えますね
進行方向を見るとトンガリ三角の妻岳、左に大箆柄岳が見えまする。
まだまだ長い道のりです。
横岳山頂には、白山まで70分の標識もあります。
モンベルの帽子が落ちてましたので、よく目立つように乗せて写真撮影です。
どなたか私のだ!という方がおられましたら、横岳まで取りに帰って下さい。
ごめんなさいね。
休憩もそこそこに、先に進みます。
ここから先の平岳と二子岳は樹林に隠れた山頂のため、通過です。
二子岳は、まさに双子で、同じ標高のピークが2つ続いており、どちらにも山頂の看板あります。
そーして、11時1分、トンガリ三角の妻岳に到着です。
ここの山頂からは眺望がきくのですが、先を急ぎます。
ここまででもかなりの疲労でしたので、御岳まで足を伸ばすのはやめようかとも思いましたが、高隈山の縦走に御岳は必須と考え、踏ん張って御岳山頂まで歩きましたよ。
ここのピークは360度の眺望で、開放感があります。
山頂から北側の山肌を見ると、手を振るねずみ男を発見です。
2月10日付の南日本新聞でも記事にされていました高隈山のねずみ男です。
どこにいるか分かりますでしょうか?
正解はこちらです。↓↓
雰囲気ですので、悪しからず。
御岳からの開聞岳もどうぞ。
手前にはオレンジ色の屋根の鳴之尾牧場(めいのおぼくじょう)が見えます。
志布志湾と都井岬方面はこちらです。↓↓
枇榔島も見えています。
天気が良いので、喉が渇きます。
なんとか大篦柄岳までの水残さないと。
節水です。
早々に御岳を後にして、残り2座を目指します。
途中、スマン峠です。
峠の名前は結構ヤケクソ的な名前がありますね。
そして縦走路から少し枝道に入って、小箆柄岳山頂。
4月ごろであれば、小箆柄岳付近はアケボノツツジをめでることが出来ます。
小箆柄岳山頂からこれまで歩いてきた道を見ると、右に横岳、中央にトンガリ妻岳、左に御岳です。
大篦柄岳に向かう途中、ねずみ男の正体をあばくべく、山肌を見ましたが、近くで見ると全くよく分かりません。御岳山頂から見るのがベストなのかもしれません。
そして、13時13分、最後のピーク、大篦柄岳に到着です。
ここで水を飲みきりました。
残りは下りなので、じっと我慢の子になるのです。
大篦柄岳山頂からの見る横岳、平岳、二子岳、妻岳に至る稜線は、その山の形をキレイに見せてくれます。
よくぞ、あんな遠くから来たもんだと感慨深くなる景色です。
北を見ると、霧島連山の高千穂峰と韓国岳の山容が分かります。
そして、桜島とも一旦お別れです。
ここから下りとなります。
結局、水もなくなり、オニギリも食べずに歩いており、辛い辛い、長い長い下りを進む中で、下記の看板を発見です。
「沢水呑場400m」の標識です。
これはありがたいと、登山道から外れて、沢の音がする方向へ進みました。
すると、400mも行かないすぐ近くに沢がありました。
これだけの流れがあれば十分です。
水があれば、オニギリも美味しくいただけます。
ここで昼食です。
ここまでハイチュウと水のみで頑張って歩いてきました。
押しつぶされたオニギリでも、冷たい沢の水と一緒に食べると元気が出ます。
とにかく、水が美味しかったことをお伝えしたいです。
長い長い下り道を進み、大篦柄岳登山口までやってきました。
時間は14時39分でした。
ここで終わりではなく、まだ猿ヶ城キャンプ場まで歩かないといけません。
コース標識では、猿ヶ城までのルートにバツのテープが貼られていましたが、YAMAPの先人が、このルート問題なしであることをレポートしていただいているので、迷わずにそのルートを歩きました。
もちろん、なんの問題もありませんでした。
猿ヶ城の渓谷は大変美しいです。
夏場であれば、飛び込みたいところです。
コースも最終盤というところで、何気に道端のアジサイを見ると、小さなキリギリス系の虫がその葉を食べている光景が目に止まりました。
この小さい体で、かじられた葉っぱの大きさを見るとかなりの量です。
こんな沢山食べられるのかなとも思いました。
そーして、そーして、猿ヶ城キャンプ場に帰ってきました。
到着は15時45分でした。
8時間10分のロングトレイルでした。
よく頑張りました。
ヴェゼルもお利口に主人を待っててくれましたよ。
季節を変えて、また歩いてみるかなとも思いましたが、逆コースは大篦柄岳までの登りが辛いかなという印象です。
ご参考まで