朝のNHKニュースで、小田急の戦略に驚きました♪( ´θ`)ノ
朝のNHKニュースを見ていると、小田急が子供料金を一律50円に引き下げる方針との報道がありました!
2022年春から実施予定とのこと。
この値下げで、おおよそ2.5億円の減収になる様なんです。
この2.5億円の減収にも関わらず、これをやるというのはナゼなんでしょうか?
小田急の路線図を上記に示しますが、新宿から小田原まで子供料金ICチケットで455円が50円になるという大盤振舞いなのですが、したたかな戦略があるのだと思います。
まず、こんな私もブログ記事にするように、相当な宣伝になりますよね。
大御所の女優さんをCMに起用すると1億円かかるとか言いますが、2.5億円の減少となるものの相当な宣伝になると思われます。
さらに、子供の電車代が下がるということを呼び水に、小田急沿線に若い家庭に引っ越してもらうという戦略の様です。
子供1人で移動することは少なく、小学生までの場合は大人が一緒について回ることになるので、それによって、2.5億円の減額を補填しようという考えの様です。
コロナ禍で人の流れが減少し、鉄道会社は減収となっている様で、さらにリモートでも十分仕事ができるということがわかって来ており、コロナ明けとなった後もリモート出社というのが残るのではないかと言われています。
特に事務職的な若い女の子にとって、会社に行かなくても仕事が出来て、給料がもらえるということを知ることになり、こんな大きなメリットはないという状況になっているのです。
長い時間をかけて、通勤電車に揺られて会社に行く必要がない。
その通勤電車は満員で、常に何をされるか分からない状態なので、おびえる必要がない。
長い時間をかけて、化粧する必要がない。(リモートのカメラでは、バッチリメイクは不要)
着た切りスズメとならない様に沢山の服をもつ必要がない。(顔だけ映る様にすればスエットOK)
恐ろしいほどのメリットです。
リモート出社ができるということは、、、
そんな状況なので、コロナが明けても電車に乗る人は、元に戻って来ないというシミュレーションもあったのかもしれません。
そんな状況で末永く電車に乗ってもらえる様に、子供料金の50円化で、若いファミリーを小田急沿線に呼び込んで、サスティナブルな鉄道会社を目指すという小田急さんの考え、一歩先に行っている印象を受けます。
この提案をした人、やり手だと思います!!
まさに、『損して得取れ』だと思います。
この二番煎じでは、宣伝効果は恐ろしく低減すると思います。
他の鉄道会社がどの様な手を打って出てくるのか、小田急線の今回の戦略がまんまとハマるのか注目したいです!!