ズルしてロープウェイで登ります( ・∇・)
鹿児島から登山口までの経緯は下記で報告しております。
その後のお話です。
30分並んでようやくチケット購入です。
通常の方々は、往復チケットを購入するのですが、
私は、空木岳まで縦走して下山する予定なので、片道キップとなります。
菅の台バスセンターからしらび平までのバスは830円。
その後のロープーウェイは、千畳敷駅まで1,640円。
チケット購入後、50分ほど並んでようやく、バス乗車です。
バスに乗ってロープウェイ乗り場まで。
それも20分ほどかかります。
なので、ロープウェイに乗ったのは、7時12分でした。
5時から既に2時間以上経過です。
そして、一気に高度を上げます。
すると、南アルプスの稜線が見えました!
中間地点で、下りのロープウェイとすれ違います。
この時間なので、下のロープウェイは誰も乗っていません。
さらに高度が上がると、あの小山が見えてきました。
日本一のお山です。
頭の部分がちょっとですが。。。
2023年8月11日7時25分、千畳敷に到着です( ´θ`)ノ
そして、千畳敷に到着。
天気は恐ろしいほどの晴れ、日本晴れでした!!
テラスには多くの登山客です。
5時過ぎから2時間ほどの間でここまで来た人がたっぷり居られるのです。
人が多すぎるので、街中感があるので、人無しの撮影です。
下記の写真を見ると、中央アルプスの自然を感じれるかもしれません。
上記の写真では分かりづらいですが、登りの登山道には多くの登山者が登っているのです。
2時間先に入った人がいるのだと思います。
私も登山口の「信州駒ヶ岳神社」に手を合わせて、いざ出発です。
7時26分の出発です。
ここから出発して、22.9kmの縦走開始です。
睡眠ゼロのまま。。。
眠たさを一喝するようなビカビカの日差しを浴びて、どんどん登っていきます。
振り返ると、千畳敷のホテルが小さく見えます。
帰りも寄らないので、お土産となるTシャツなど見ておけば良かったという後悔も多少ありました。
さらに、さらに、高度をあげます。
チャンスがあれば、先行して登っておられる登山者を抜いていきました。
この辺りまで来ると、急な登りで休憩を取る人も多くなり、登山道もすいてきました。
私は快調に登ることが出来ました。
登りきると、中岳のピークが右に見えました。
手前には水色の屋根の宝剣山荘、中央には赤い屋根の天狗荘が見えます。
空は紺碧です。
人を外してもう1枚撮影。
どちらの写真の方がいいのかな??
宝剣山荘ではソフトクリームを販売されているようで、巨大ソフトクリームとのぼり旗がありました。
300円くらいなのでしょうか?
もしかして、500円??
途中休憩することもなく、まだまだ登ります。
景色はさらに絶景に変わっていきます。
中央に富士山を配置した、下記写真どうですか?
夏の中央アルプスを満喫っていう写真です。
無理して来て良かったと思う瞬間です。
そして1つ目のピークハント。
標高2,925mの中岳となります。
中岳の山頂には、下記のような巨石もあります。
賽銭箱もあります。
甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳とよく見えます。
その後ろから顔を出す、富士のお山なのです。
そして、本日のメインピークである「木曽駒ヶ岳」の姿が見えました。
手に取るように見えるのであっという間です。
8時24分。
木曽駒ヶ岳の頂きに到着。
千畳敷から1時間かからずに、木曽駒まで来ることが出来ましたよ!!
山頂には既に沢山の方がおられました。
誰もが絶景の木曽駒山頂を堪能されていました。
少し残念だったのは、木曽駒ヶ岳の名前が記載されたプレートが見当たらないことです。
もう1つあったのは、下記くらい。
相当古ぼけた標識しかありませんでした。。。
分かりやすい山頂標識が欲しいなと勝手に思っています。
山頂神社とその向こうに見える御嶽山。
翌日行くかどうか、この段階では決めていませんでした。
そして、ピークの北側に行くと、北アルプスの姿が一望されました。
絶景です!
乗鞍岳から、穂高、槍と北アルプスも全部見えるって感じでした。
下写真の、真ん中あたりに見えるのは笠ヶ岳かな??
たぶんそうですね。
中央アルプスから北アルプスを見ると、こんな感じになるのですね。
左が笠ヶ岳で、焼岳も見えているのかな??
穂高連峰と槍ヶ岳の姿はクッキリと分かりますね。
そして、八ヶ岳方面の山並みもしっかり見えます。
360度の展望でしたよ。
日本最高峰も木曽駒の山頂からよく見えます。
それでも頭の三角だけですが。。。
山頂の日差しがあまりにも強いので、水分補給だけで直ぐに下山です。
ここから空木岳まで縦走があるので、長居はできません。
頂上山荘のテント場には既に10くらいのテントが張られていました。
ゆっくりと雲上のテント生活を楽しむってことでしょうか??
中岳を登り返して、空木岳への縦走ルートに入ります。
この先に、千畳敷に降りる周回ルートもあるので、ここら辺までは人が多かったです。
そして、目の前に大きな御嶽山の姿。
これは翌日、行くしかないと決める瞬間でした。
恐らく。
千畳敷のホテルがキレイに見えるビューポイント。
岩の上に2人の山ガールが乗って、交互に記念撮影をされていましたので、2人の記念写真を撮ってあげました。
うまく撮れていたか知りませんが。。。
外すつもりが、女性の頭が少し入ってしまった写真はこちら ↓↓
「千畳敷と駒ヶ根の町、そして南アルプス、その向こうには富士のお山」という写真です。
さらに途中にある岩トンネルから撮影したのが、こちらです ↓↓
額縁効果を狙ってみました。
宝剣山のピークはいつの間にか通過していました。
この辺りは十分滑落の可能性ありますので、注意必要です。
宝剣山の岩地帯を抜けると、縦走路も歩きやすい道となります。
ここから空木岳まで長い稜線飛行です。
この辺りから、すれ違う人も数も激減です。
前日から入っている登山者とかになるのだと思います。
下の写真で、中央に見えるピークが空木岳だと思います。
余裕と思っていたのですが、このピークの登りは辛いことになりました。
その前に、お昼ごはんを頂くことに。
大きな岩があったので、その影に隠れての昼食です。
ルートの脇なのですが、日差しを避けないとモロに体力消耗するような日でした。
そして、そのお昼ごはん。
セブンイレブンの「明太のり弁当」¥498 です。
リュックに縦入れしていたので、もっと片寄されているかと思いきや、キレイな配置を保っていました。
色々なおかずが入っており、大変美味しく頂きましたよ。
この弁当が500円してしまうのは、物価高担って来たなと思うところです。
昔はのり弁って安かったのですが。。。
そして、ここで今回の山旅の中で最大のミスを発生させます。
昼メシを食べる間に、汗で濡れたモンベルの上着と、DAISENのTシャツを乾かそうとひなたに置いていたのですが、昼メシの後、回収せずに、そのまま空木岳に向かうのでした。
つまり、上着とTシャツをそのままデポして、大損害ということなのです。
まあ、それくらい辛い状況だった、水もかなり減っていたし。。。
それに気づいても取りに帰る気力も全くなかったです。
ハイ。
先に進みます。
左の尾根の上に、小屋が見えました。
檜尾岳の避難小屋かな??
そして、少しづつ雲が出て来ましたよ。
11時13分、檜尾岳に到着。
さっき見えた避難小屋も見えました。
来た道を振り返ると、相当な雲。
宝剣山、駒ヶ岳のピークもギリ見える程度です。
空木岳まで幾つかのピークを越えます。
その1つ熊沢岳。
山頂近くには、大きな巨石もあります。
ここの標識もかなり劣化しています。
2,778mとかなりの標高あるのですが、私も初めて知る山の名前です。
次の東川岳って本当に初めて聞いた山です。
そんな山々を通過していきます。
そして、13時30分、木曽殿山荘に到着。
木曾義仲が、ここを越えて援軍に行ったという所です。
歴史好きはよく知る所だと思います。
最後の一山、空木岳を前にほぼ水が無くなっていました。
山荘で水を買うことも可能でしたが、「義仲の力水」で水を汲めば無料というのに惹かれて、疲れているのに9分かけて降りるのでした。。。
そして、その「義仲の力水」は正直枯れていました。
ほぼ水の流れはありません。
偶然にも前におられた登山者さんに、うまくやれば汲み取れますとの情報を頂いたので、知恵を絞って給水です。
最終的にいきついたのは、下記のように葉っぱをじょうごにして、わずかに流れる水滴を回収するという技でした。
さらにボトルに直接汲み出すこともでき、そこからペットボトルに移し替えて、1リットルほどの水を確保することが出来ましたよ!!
ここで1リットルの水を確保できたのは大きかった。
木曽殿越に戻って、カップラーメンを頂きました。
腹が減っては戦ができぬで、パンも持っていましたが、ツルツルと食べられるカップラーメンで鋭気を養うことが出来て、最後の空木岳の登りと、そこからの10km以上の下りをなんとか乗り切れたのだと思っております。
上記の赤い屋根の小屋は空木駒峰ヒュッテです。
15時30分、山頂にもう1人登山者がおられましたので、写真撮ってもらいました。
ありがとうございます。
青い空、白い雲を大きく写し込んだ写真も撮影していただきました。
下記となります。
ここまで8時間。
よく頑張りました。
そして、ここからの下りは10kmほどあるので、ここまで来たのと同じ様な距離になるのです。
流石に下だけなので、8時間は掛かりませんが、かなりの時間必要になるはずです。
これ以降にすれ違った人からは、今から下山するのかと驚かれました。
いつもこの辺りを山行されている方には信じられない行動のようです。
その人たちが正しく、私が菅の台の駐車場に到着したのは、19時を回っていました。
下り10kmが、3.5時間かかるという道のりでした。
通常であれば、駒峰ヒュッテで宿泊して、南アルプスの峰々から昇る朝日を堪能するというのが正解なのかもしれません。
ヒュッテは山の日の夜ということもあって、相当たくさんの宿泊客が居られたようです。
私はスルーでしたが。。。
途中の巨石も通過しています。
この写真が最後で、この後は写真を撮る元気もなかったです。
なんとか徹夜状態での木曽駒、空木の百名山2座をピークハント出来ましたので、Goodです。
天気もバッチリ。
下山後、電池が切れてしまい、ヤバイ、ヤバイ状態になったことは次回のご報告となります。。。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
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[…] 木曽駒ヶ岳、空木岳の縦走 […]
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