2025年5月31日の大幡山登山について
前日のブログで、
タイトルは、「1534)_奥霧島の大幡山はミヤマキリシマが満開でしたよ♪( ´θ`)ノ」
となっていましたが、
大幡山の登山に入る前のアプローチ林道で
モンゴル人の運転手さんとの交流について書かせてもらい、
またボーリング工事には多量の水が必要になることを書かせてもらい、
それで終わってしまいました。。。
それゆえ、サムネイルの写真も
散水車の写真ということで、わけわからん感じになっていますが、
それが「鹿児島に住む関西人のブログ」なのです。。。
そしてようやく、本題へ。。。
2025年5月31日 6時39分
大幡沢登山口をスタート。
その際、駐車場には、CHRが1台、バイクが1台でした。
私が登山の準備をしているときに2台が到着して、
この後もどんどんと増えてくることは容易に予想できます。
ミヤマキリシマ満開で、梅雨の合間の天気のよい土曜日なので。。。
先行されているであろう2組(CHRのグループとバイクの方)に追いつくべく
大幡前山を目指して進みます。
途中、1発目のミヤマキリシマかなって感じの花を発見。
下記 ↓↓

そういえば、そもそもミヤマキリシマって何??
という疑問が湧いてきたので、wikiさんをチェックです。
1866年には坂本龍馬が新婚旅行で霧島を訪れた際、姉に宛てた手紙の中で「きり島つゝじが一面にはへて実つくり立し如くきれいなり」と書いている。1909年には同じく霧島へ新婚旅行に訪れた植物学者・牧野富太郎が発見し、「深い山に咲くツツジ」という意味で「ミヤマキリシマ」と命名した。『三国名勝図会』で、高原の物産の花卉類の項目に、映山紅が「霧島山中特に多し。叢をなすこと甚廣し。花さける時は、満山錦のごとし。」と記載されているが、これがミヤマキリシマのことである。
和名に冠された霧島山・えびの高原のほか、阿蘇山、九重山、雲仙岳、鶴見岳など九州各地の高山に分布する[5]。ミヤマキリシマは、火山活動により生態系が撹乱された山肌で優占種として生存できる。逆に、火山活動が終息して植物の遷移により森林化が進むと、優占種として生存できなくなる。
半落葉広葉樹の低木で、高さは1 – 2メートル (m) 程度になる[3]。枝は密に分枝する[3]。葉は小型で、長さ8 – 20ミリメートル (mm) の長楕円形をしており、葉に毛がある[3]。夏に出る葉の一部は、落葉せずに冬を越す[3]。
花期はおおむね5月下旬から6月中旬[3]。枝先に2 – 3個ずつ花をつけ、直径20 – 30 mmの漏斗形で先は5裂し、花色は紅紫色、朱紅色、桃色、淡紅色、白色などが見られる[3]。雄しべは5個つく[3]。満開のころには、斜面をいっぱいに埋め尽くすように咲いて見事な景観になる[3]。また、気候が似通った秋にも少し咲くことがある。
上記の様に、
朝ドラの『らんまん』でモデルとなった牧野富太郎さんが命名されているのです!!
「深い山に咲くツツジ」ということで、「ミヤマキリシマ」と名付けられたのです!!
霧島市に住むものとしては、少し嬉しい気持ちになります。
このミヤマキリシマは、5月末から6月が花のピークで、
霧島山以外にも阿蘇山、九重山、雲仙岳、鶴見岳など九州各地の高山に分するのですが、
今年は九重山の平治岳が相当すごいことになっているようで
ピンクの絨毯がものすごいとXなんかでも配信されています。
ミヤマキリシマは、火山活動で生態系が撹乱された山肌で優占種として
生存できるということで、上記の九州の火山帯に植生する様なのですが、
火山活動が終息すると森林化が進み、生存できなくなるということで、
その存在が悲哀を感じる植物なのです。
そのミヤマキリシマがピンクの花をつけて、山肌を覆い尽くす風景を見ると圧巻です!
登山の話に戻ります。
さらに登ると、少し木の高さがあるので
これもミヤマキリシマなのか分からない感じもあるのですが、
ピンクの花をつけた植生が増えてきます。 ↓↓

そして、少し見晴らしのよいところに出ると、
「山」の字は、この山の形から象形文字として生まれたのではないかと
思えるくらい「山」と見える高千穂峰の姿が!

そして、さらに進んで
7時39分。
登山開始からちょうど1時間で、大幡前山に到着です。
大幡前山の標高は1298.9mです。
ここからの高千穂峰は男前です。

少し方向を変えて、
現在火山活動継続中の
新燃岳の姿はこちら ↓↓
左側が中岳で、右側が新燃岳ですが、
この日はケムリも一切なしでした。

さらに、韓国岳の方を見ると、
大幡山の向こうに、頭が少しだけ見えている感じです。

さらに進むと、
ミヤマキリシマ祭りが始まりましたよ。
この紫の個体もミヤマキリシマなのかどうか、分かりませんが、
キレイであることには変わりありません。
見事です♪( ´θ`)ノ

奥霧島の山々には、
下記の標識がいくつもあります。 ↓↓
分かりやすく、経年劣化にも強そうなこの標識。
神です。

大幡山まで
あと0.7kmです。
そして、これから続く圧巻の景色の第一弾。
大幡池の上にある、小さな水場の周りを囲むピンク色のミヤマキリシマなのです。
その向こうは、韓国岳の姿。
天気も良く、気持ちの良い景色でした。

南側には、特徴的な形の甑岳の姿。
火山活動の山肌に、優占種とするミヤマキリシマが
ピンク色に染まる季節なのです。

そして、8時3分。
大幡山の山頂に到着。
大幡山の山頂は新燃岳から2km以内の火山活動規制範囲に入るのかなと
思っていたのですが、山頂はセーフでしたよ。
山頂の標識は随分と劣化してきた感じがします。

昨年2024年5月25日に撮影の大幡山山頂の写真↓↓と比較して
今年の方がミヤマキリシマの花の付き悪い様に見えます。

それでも
下記のような真っ赤に燃えるミヤマキリシマの姿は
大きなパワーをいただける様な気がします。

そして、大幡山の山頂からさらに少し
獅子戸岳よりに進んだところが、
新燃岳から2キロ以内となる規制エリアでした。
5月27日に規制エリアが3キロ以内から2キロ以内に縮小され、
まだ標識などが間に合っていない状況だと思います。
ちょうど下記のタイガーロープ辺りが、2キロ規制のエリアとなると思います。
昨年は、ここから獅子戸岳、韓国岳まで行けたのですが、
現在は規制中なので、これより先には行けません。

戻って、
もう少しミヤマキリシマ群生地を楽しみます。
下記写真も、生で見ると、ピンク色の発色で驚きの光景なのですが、
写真ではやはり写りません。。。

ミヤマキリシマと高千穂峰の正式写真も撮らないと。
今年は、下記でお願いします。

また、ミヤマキリシマと韓国岳の宣材写真はこちら↓↓
韓国岳は特徴がないので、苦しいです。

帰りは、ひなもり台への下り道経由で、戻ります。
途中振り返ると、新緑と高千穂峰の姿。
ミヤマキリシマのピンク色はありません。

そして規制縮小される前、
3キロ規制の標識、タイガーロープのエリア標識がありました。

現在2キロ規制ですが、
1キロ内規制まで縮小されると獅子戸岳まで行けることになります。
そしてゴール。
9時21分に到着。
出発地点の大幡沢です。

もともと狭い駐車エリアですが、
満車で、下側の駐車エリアも一杯でしたよ。
今年もミヤマキリシマの力強いピンク色を見ることが出来ました。
来年あたりは九重山平治岳のミヤマキリシマを見たいなと勝手に思っております。