御岳から残り6座を目指します(^○^)/
前回、御岳登頂までを報告しました。
ここからは未知の世界となります。
御岳からの下りは、結構な急峻です。
下記の様な岩場もあります。
そこから妻岳、二子岳、横岳の稜線が見えます。
ガスが少し掛かって見えるので、先が遠い様に思えてしまいます。
御岳から10分ほど下ると、Y字の分岐点で、右に行くと小篦柄岳、大篦柄岳方面で、左に行くと妻岳、横岳方面です。
今回は、1000m越えの7座完登が目的であったために、まずは右のルートを取って、小篦柄岳、大篦柄岳を目指します。
分岐からは、妻岳のピークを迂回する様なコースになっており、稜線上に戻り、少し落ち込んだところがスマン峠です。
御岳出発して30分ほどで到着しました。
スマン峠は、「すみません、ごめんなさい」の「スマン」ではない様です。
かつては、妻岳をスマン岳と呼ばれていた様で、そのふもとの峠の名前としてスマン峠となり、現在でも峠の名前だけが残っている様です。
そのスマンの語源は、「角」「隅」のことを「スマ」と呼び、発音では「スマン」となるとのこと。地形的に鹿屋・垂水の「隅(スミ)」に位置することに由来するそうです。
下記の鹿屋市観光協会のWEBサイトからの引用で、詳細が記載されています。
https://kanoyashi-kankokyokai.jp/publics/index/177/
大隅半島も、同じ「隅」ですね。
更に先に進みます。
ルート途中に、ツバキ の花絨毯となっているところが何箇所もあります。
上を見ると赤い花を咲かせたツバキの木がありました。
ツバキは、花ごと落下するために、生首みたいで縁起が悪いとも言われたそうですが、これは「花びら1枚1枚」と「雄しべ」がつながっている構造になっているから、花のまま落ちる様です。
サザンカは、私の自宅にも花垣にしていますが、花びら毎に落ちていきます。
似てる様でも全く違う部分もあり、色々な植物があるのだとつくづく思います。
2座目の小篦柄岳(このがらだけ)1149m
妻岳と大篦柄岳の稜線から少し分かれて登ったところに、小篦柄岳はあります。10−15分の寄り道です。
小篦柄岳山頂の標識があるところは、視界が良くないのですが、樹木がきれたところから御岳方面を望むことが出来ます。
山肌には、ピンク色の花をつけた木々が見られました。
アケボノツツジです。
アケボノツツジは、四国の石鎚山が有名の様ですが、ここ小篦柄岳にも見られました。
3座目の大篦柄岳(おおのがらだけ)1,237m
8時31分、高隈山地最高峰の大篦柄岳ピークに到着しました。
着くなり、目の前の桜島が噴火です!
錦江湾は全て雲で隠れており、顔だけ出している桜島から噴火と至れり尽せりの光景でした。
風がこちら向きの場合は、この辺りの登山でも灰が降ってきて大変だとの情報もありましたが、その心配もありませんでした。
iPhoneでの撮影ですが、少しズーム撮影もしてみました。
1分後で、噴煙は更に高く登っています。
せっかくなので、桜島をバックに自撮りの記念撮影もしました。
山頂付近の石の上に、iPhoneをセットし、上記写真の岩の上から撮影しました。アップルウォッチを使ったリモート撮影でシャッターを切ることが出来ます。
折り畳みのスマホケースでスマホを立たせるために、なかなかいい構図にならないのですが、ここまで出来れば上出来ということにしました。
大篦柄岳の山頂には昼食も兼ねて、1時間ほどいましたが誰1人お会いすることはありませんでした。
人はいないのですが、コバエがいっぱいで、顔あたりに忙しなく飛び回っていました。夏場の低山あるあるかもしれません。
証拠(エビデンス)の一つをご紹介。
大篦柄岳から妻岳、横岳の稜線を撮影した1枚ですが、白丸の部分だけピンボケの様になっていますが、これがコバエです。
写真にも写り込んでくるほどなのです。
高隈山地の最北の大篦柄岳ですので、北の方の景色をどうかと確認すると、この日は8時40分過ぎでも下界は一面のガスで、更に上空も少しガスが掛かっている様で、わずかなスキマから霧島の山並みをうかがい知ることが出来るレベルでした。
9時20分、残り4座を目指し、折り返しを始めました。
つづく。