ヘッドランプの光を頼りに韓国岳山頂を目指します!
大浪池を左に見ながら、東回りのコースを前に進みます。
日が落ちるにつれて、更に曇ってきました。
大浪池もガスに覆われ、韓国岳も見えなくなりました。
ここからはヘッドランプの光を頼りに、進みました。
大浪池の外輪山部から少し下って、樹林帯の中を歩くと韓国岳避難小屋に到着です。
既に真っ暗で、光量が少なくシャッタースピードが落ちてピンボケとなってしまいます。
光量が少ない中ですが、ミヤマキリシマのピンク色が分かります。
もう1枚、九州自然歩道の大浪池東回り2.0kmと西回り2.0kmを示す道標の前のミヤマキリシマです。
この姿は光あふれる昼間に見たいところですね。
ヘッドランプの光でもこの色彩ですから。
ここから韓国岳への登山道は急登になります。
木製の階段が設置されているのですが、1段1段が結構な高さで、結構しんどいです。
以前はここの登りで非常に苦労した思い出があるのですが、この日はすんなりと登っていくことができ、ここ最近の山行が身になっているものと思い、嬉しい気分でした。
ヘッドランプの光に白く光る樹木と遭遇で、写真を撮ると下記の様な感じです。無数の蕾が連なっており、花をつけるとキレイになると想像しますが、一体なんの樹木なのか私には分かりません。
また、途中に動物の息づかいが聞こえ、逃げて行ってもらうために声を出して威嚇しました。
後ろ姿が見えたのですが、恐らく鹿だと思います。
かなり大きなお尻が見え、茶色の体の中に、白い毛の部分がある様子も見えました。
逃げて行った方向にカメラを向けましたが、その姿を写真に収める事は出来ませんでした。
そうこうしているうちに、残り0.5kmの道標を発見。
山頂まで、もう少しです。
更に、急坂を登ると山頂方面が開けてきました。
あと少しです。
振り返ると、夜景も見えます。
右側に一直線に並ぶ光は、鹿児島空港と思われます。
逆に空港から韓国岳、高千穂峰を見た写真が下記です。
高千穂峰の姿が分かりやすいですが、空港からよく見えますので、反対に山側から空港も真正面に見えるのだと思います。
空港は平らな建物なので昼間は分かりづらいと思いますが、夜は逆に広く真っ直ぐに並ぶ光から良く分かります。
20時46分、韓国岳登頂です(°▽°)/
夕駆けというよりも、夜駆けという状況でしたが、1時間50分で山頂に立つことが出来ました。
かなりいいペースで登ることが出来ました。
山頂に到着したものの、このまますぐさま帰るのは寂しいです。
今夜は夏至前の満月で、ストロベリームーンとも呼ばれるようです。
せっかくなので、ストロベリームーンの登場を少し待って見ることにしました。
1700mの山頂にて、汗びっしょりのTシャツを着替え、カッパを羽織り、雲の合間から月が顔を出してくれないか、ずっと待つことになってしまいました。
つづく。