聖地には暖かい温泉と冷たいビールがあるのです( ̄▽ ̄)
三俣山から帰って来てから、私が4時間山を歩いている間何をしていたのか聞いてみると驚きの答えが!
法華院山荘で、500mのビールで乾杯し、昼食を取ったのですが、先輩のひとりは気を失うぐらいにフラフラになった様で、3時間ほど死んだ様にテントで寝ていたとのこと。
その後、2人で温泉に入ったとのことで、私が料理当番であるのですが、2人にはもう少し待ってもらって、わたくしも温泉に入らせてもらいました。
温泉の窓からは、山頂付近に雲がかかる大船山が見えていました。
シャンプーや石鹸が使えないので、浸かるだけなのですが、時間のない中で飛ばして歩いた三俣山の疲れを落とすことが出来ました。
ここで温泉があるのとないのでは大きな違いです。
これが坊ガツルの聖地たる所以なのです。
更に、温泉の後は、自動販売機にキンキンに冷えたビールが並んでおり、お金を入れて、ポチッとボタンを押すだけで下界と同じ様にビールが頂けるシステムになっております。
山荘前のベンチで、プレミアムモルツのロング缶を頂きました。
大船山の付近も少しづつオレンジ色に変化していました。
先輩2人は坊ガツルのテントで夕食を待たれているので、行儀悪いですが、開いたロング缶を右手に、食事の際に飲むための未開封のロング缶を左手に持って、歩きました。
聖地での夕食は、「すき焼き」とさせて頂きました。
料理当番はがんばりました!
生卵、肉、焼き豆腐、シラタキ、フルコースのすき焼きをすべく準備をして来ました。
それもすぐに食べられる様に、玉ねぎとネギ、シイタケ、えのきはカットした状態でジップロックに詰めて持参しました。
それゆえ、牛脂で肉を焼いて、あとは全ての具材を入れて、すき焼きのタレをかけるだけです。
あっという間に「すき焼き」完成です。
初めてのテント泊登山ですから、印象に残るものを食べてもらいたいという気持ちで、後輩料理当番は頑張りました。
もちのロンで、美味しいのですが、2点反省点があります。
1つ目は、市販のエバラすき焼きのタレが甘すぎること。
舌の奥にその甘みが一晩中残る感じでした。
砂糖と醤油で調整しながらというのがベストなのですが、2つの調味料を持ってくるよりも楽な方が良いと市販ダレになってしまいました。
もう1つは、肉が固かった点です。
理由は簡単。
お安いオーストラリア産のお肉を持って来ていたからです。
1パック300gが480円のお肉を2パック用意。
特に実家でのすき焼きは100gが1000円以上の近江牛を使うので、全く別物です。とろける牛肉は本当に美味しいです。
それでも、お腹いっぱい山ですき焼きを食べることが出来たので御の字です。
プレミアムビールも最高でした。
夕食の後は、ペルセウスの流星が多発する夜でありましたが、すぐさま夢の中でした。
翌日の朝食は、すき焼き風うどん
元々は、美味しいサンドイッチを作ろうと準備をして来たのですが、すき焼きがいい具合に少し残り、シメでほりこむ予定だったうどんが残っていたので、朝食にすき焼き風うどんを提供しました。
朝4時22分から食べるのはキツい感じもありましたが、食べてみると大変美味しく、あっという間に無くなってしまいました。
というよりも、出来たすき焼き風うどんを、3つの容器に当分に分配して食べ残しは許さんというスタイルで提供しております。
残飯を出さないのも料理当番の腕の見せ所です。
ベースキャンプのテントは、帰りまでこのまま立てっぱなしです。
サブザックの準備をして、2日目の九重が始まりです。
時間は5時を少し回っていました。
つづく。