2020年8月21日、屋久島2日目の朝
板間の新高塚小屋は、背中が痛く1時間か2時間くらい毎に目を覚ますことになり、長く寝れませんでした。
2時45分には寝るのも限界となり、パッキングをして出発することにしました。
宮之浦岳まで3.5kmです。
ヘッドランプを頼りに稜線を歩きます。
満点の星空なのですが、iPhone7ではキレイに撮れませんでした。
正直、星の数が多過ぎて気持ち悪くなりそうなくらいでした。
平石岩屋と、平石を順調にパスして、5時に永田岳への分岐に到着です。
5時ですが、まだ真っ暗です。
ここにザックをデポして、永田岳までの1.5kmをピストンします。
日の出前の時間になって、東の空には雲が立ち込み、日の出は期待できそうにありません。
そうこうしているうちに、かなり白んできました。
5時37分には、しっかりと回りが見える様になり、屋久島の最高峰、また鹿児島最高峰、更には九州最高峰である宮之浦岳が顔を現しました。
33年前は風雨が強い状況でしたので、初めてガン見した宮之浦岳となります。
さすがに九州最高峰です。
まずは九州No.2の永田岳をピークハントすべく、先を急ぎます。
そんな中、前方に視線を感じます。
ヤクシカが部外者の私を見ている様です。
ヤクシカは人間とのパーソナルゾーンを保っていますが、かなり警戒感は低く、近くでリラックスしていました。
ウイルソン株に続いて、ハートマーク発見です。
ヤクシカのお尻の毛白い色で、ハートマークとなっていましたよ!
5時50分
永田岳登頂です。
永田岳1886mの標識と登頂のエビデンス写真を1枚と、宮之浦岳をバックに1枚です。
いずれも単独行の写真で三脚なんてものはありません。
そこそこきっちりした構図で撮影できるのはApple Watchによるファインダー確認の機能とリモートシャッターのためです。
単独行には頼りになるギアです。
標識が入っているのですが、下記の写真もいい感じです。
永田岳もそこそこに、宮之浦岳縦走コースに戻ります。
日が昇り、更にクリアになった宮之浦岳の姿が目に写ります。
宮之浦岳の登山ルートに戻る途中、永田岳方面を振り返るとNo.2の堂々とした永田岳ピークを見ることが出来ました。
分岐手前まで帰ってきたところで、再び永田岳方面を見ると、真っ白な入道雲が青い空に浮かんでおり、山の緑とキレイなコントラストになっていました。
夏山です。
戻ってきました。
ザックは無事にありました。
ここで6時42分だったので、まだ誰もいない様な時間でしたし。
そして、残り0.5kmで宮之浦岳です(°▽°)/
分岐から宮之浦岳までは0.5kmと道標が示しています。
山頂近くから、もう一度永田岳方面を眺めます。
なかなか、他では見られないお山です。
そして、2020年8月21日7時5分、宮之浦岳登頂です。
誰1人いない、1人っきりの密のない山頂です。
それでも喜びのYポーズです。
YAMAPポーズなのかもしれません。
そして永田岳も見ないといけません。
山頂からヨメにテレビ電話をしましたが、「それがどうしたの?」的な冷めた状態でした。
また、33年前の高校卒業直後の3月に一緒に登った石山高校山岳班メンバーにメールを送りました。
ここは何とか電波は通じます。
キャリアはauです。
さすがに昼飯の時間には早いので、下記の「ゆずのまんま」を食べながら身体を元に戻しました。結構疲れ出ており、体が元に戻ることはなかったです。
縄文杉を見て、宮之浦岳の登り、今回のメインディッシュを頂くことが出来ました。
残りは、淀川登山口まで歩くのみです。
その距離、淀川小屋まで6.5kmです。
少なくとも3時間は掛かる様なイメージです。
バスに間に合う様に先を急ぎます。
つづく。
[…] 335)_33年ぶりの九州最高峰宮之浦岳に単独行です( ^ω^ )/ その5 2020年8月21日、屋久島2日目の朝 板間の新高塚小屋は、背中が痛く1時間か2時間くらい毎に目を覚ますことになり、長く寝れ […]