⑧ 喜界島といえば、蝶の島!!
ゲストハウス「ココネドコ」に貼られいた「きかいじま」のポスターですが、「蝶の飛び交う 隆起珊瑚礁の島」という紹介コピーが書かれ、大きな蝶の写真が一番目立つ様に配置されています。
喜界島の湾地区周辺を観光していると、
喜界島のポスターの蝶は、「オオゴマダラ」です。
その「オオゴマダラ」との対面は意外な所でした。
その対面まで、湾地区の周辺を観光していました。
❶俊寛の墓
鬼界ヶ島(きかいがじま)へ島流しされた俊寛の墓です。
鬼界ヶ島(きかいがじま)は現在の喜界島なのか、三島村の硫黄島のことなのか諸説ある様ですが、三島村の硫黄島には、ミシマカップヨットレースでお世話になっており、そこでいつも俊寛の像を見ているので、俊寛は馴染みのある存在です。
その三島村では、中村勘三郎さんが、歌舞伎「俊寛」を演じられております。何度も演じて頂きたかったのですが、、
❷掩体壕(えんたいごう)
太平洋戦争時代に作られた戦闘機を敵の攻撃から守るための格納庫で、喜界島の作られた掩体壕の中で唯一のコンクリート製で、現在まで残っている様です。
❸喜界町クリーンセンター
喜界島のゴミ焼却場です。離島の場合、こういう施設が気になります。立派な施設があるので、キレイな島が保たれているのだと思いました。
❹地下ダムトンネル
地下ダムというだけあって、ここを見つけるのに難儀しました。
喜界島が離島を感じさせない充実した街並み、さとうきび畑が実現できているのは、水の心配がいらない状態になっているのが大きい様です。この地下ダムの完成は大きな繁栄をもたらしたのだと思います。
上記の黄色の建物の中に入口があるのかと思いきや、そうでなく小さな矢印で、左側であることを示しています。
ようやく見つけた地下ダムトンネルの入口ですが、カギが掛かっていました。もう一度、手前の建物に戻り、トンネルに入りたい旨を伝えると、職員の方が鍵を開けてくれました。
入口を入ると、すぐに階段があり、地下へ降りて行きます。
階段を16m降りたところに、地下ダムのトンネルが現れました。
先が見えない程、長いトンネルです。
ところどころにボタンを押すことで、説明アナウンスが流れる仕組みとなっています。
地下ダムの構造は、上記イラストの様なイメージだと思います。
トンネル途中に、ダムとなっている止水壁のコンクリートの一部がくりぬかれているところがあります。
ガラス窓が付いたその部分からは、溜まっている水と、水を通す石灰岩を見ることが出来ます。
トンネルを抜けると、オオゴマダラの楽園が!
珍しい建築物の地下ダムトンネルを抜け、地上に上がると、職員の方から「オオゴマダラ」の繁殖園があると紹介頂きました。
この情報はあまり公になっていないと思いますが、結構しっかりした繁殖園がありました。無料です!
金色のサナギもありましたよ!
肉眼で確認する事できました。
沢山のオオゴマダラがヒラヒラと飛ぶ姿は圧巻でした。
この様な素晴らしい繁殖園があること、積極的にアピールされた方がいいと外野が思いました。
トンネル出口で声を掛けてもらわらなかったら、この繁殖園の存在を知ることはなかったと思います。
ガイドブックなどにも記載ないと思います。
アサギマダラが喜界島から長野まで1,057km移動したという事実 (°▽°)/
喜界島で有名なもう一つの蝶は、「アサギマダラ」です。
http://www2h.biglobe.ne.jp/pen/asagi-news-index.htm
このアサギマダラが、喜界島から長野県根羽村茶臼岳まで、約1057km移動しているという事実です。
2004年5月5日に採取されマーキングされたアサギマダラが、7月4日に長野県根羽村茶臼岳で捕獲されるというのは驚きの一言です。
水色のコースの様に太平洋を一気に飛び越える様なことを勝手に想像してしまいますが、実際は、恐らくピンク色のコースの様に、九州から、四国、本州と60日間掛けてゆっくりと移動したものと推察します。
蝶にはGPSをつけられないので、どの様なルートで渡っているのか本当のところは分からないと思いますが、喜界島から長野まで1,057kmを移動しているのは紛れもない事実なのです。
そんなアサギマダラに惹かれる蝶マニアの方々の気持ちはよく分かります。
アサギネット掲示板に、マーキングされたアサギマダラの情報が記載されていますので、参考にして下さい。
http://asaginet.online.ac/cgi-asaginet/gbbs-asagi/joyfulyy.cgi?