2021年7月23日(金)、宮之浦岳日帰り縦走です!
34年前の初宮之浦岳は高校卒業の3月に淀川小屋と新高塚小屋の2泊宿泊で縦走しました。
昨年の8月は、白谷雲水峡から入って、新高塚小屋に1泊して縦走しました。
今回は日帰り縦走を試みましたよ。
3時起床で、民宿山水を出発します。
もちろん、黄色のVinoです。
原付バイクで、淀川登山口まで約1時間掛かりましたよ。
この間、大雨となり、登山開始前にビショビショでした
そして、淀川登山口を出発したのは、ちょうど4時44分44秒でした。
びっくりの4並びでした。
ここで死んでしまうのか、とも思ってしまう偶然の出来事です。
さあ、日帰り宮之浦岳縦走のスタートです。
ヘッドランプの光を頼りに、縦走路を進みます。
途中、淀川小屋でテントから漏れる光を確認しましたが、先を急ぎます。
1時間ほど歩いて、樹林帯を抜けました。
5時50分です。
台風の影響でガスガス。
視界ゼロです。
そして、5時55分、小花之江河に到着です。
宮之浦岳まで4.2kmの標識あります。
湿地帯ですが、水の量が多い状況でした。
先を急ぎます。
特徴的な屋久杉も1枚パシャリ。
縦走路に流れ込む水が川のように流れています。
かなりの水量です。
6時に「花之江河」に到着です。
いいペースです。
スマホを防水ケースに入れていましたが、水滴がついたままの撮影で、ところどころで写真が歪んでしまっています。
休憩するどころではなく、先に進みます。
10分ほどで、黒見岳との分岐点に到着です。
淀川小屋から3.2km、宮之浦岳まで3.3kmの地点です。
今回はガスガスなので永田岳は行かずに、これまで行ったことのない黒見岳をピークハントすることにしました。
黒見岳は岩山でした。
6時30分、黒味岳山頂に到着。
山頂の標識を探すと、岩に打ち付けられていました。
こんなん初めてです。
ここでも視界ゼロでしたが、岩陰で休憩しました。
持参したバナナを2本食べましたよ。
その岩陰に、可憐な花を発見です!
シャクナンガンピというお花の様です。
この後、上記の状態は蕾であることが分かりました。
別の株で花が咲いていたのです。
その姿がこちら ↓↓
下山後に、色々と調べてみると現在は黒味岳周辺でしか見られないようで、さらに盗掘もあって、絶滅危惧種となっているようです。
貴重な花にめぐり会えたのは嬉しいのですが、いつまでも可憐な花を咲かせてもらえるよう祈るばかりです。
黒味岳から15分くらいで、元の縦走路に戻ります。
黒味岳の標高は1831m。
実は九州で6番目に高い標高の山なんですよ。
九重の最高峰中岳が1791mなので、それより高いお山の黒味岳に、今回行っておいて良かったです。
今回の日帰り縦走で、かつぐ水の量をどうしようかと思っていましたが、500mlのボトル2つで十分でした。
どこにでも水場がある状況だったので、、、
下記のような水の流れに、直接顔を近づけて水分補給することも可能です。
航空写真からもそのルートが見えるように、歩きやすい縦走路を宮之浦岳まで進みます。
風はかなり強いです。
宮之浦岳の手前のピークである栗生岳に到着したのは、8時でした。
栗生岳には大きな岩があり、岩の割れ目にお洞があります。
ここで風雨を避けることが出来ますが、先を急ぎました。
2021年7月23日、8時15分、宮之浦岳山頂です!
4時44分の登山口スタートから3時間半で宮之浦岳山頂に立つことが出来ました。
途中黒味岳を往復をしているので、そのまま登れば3時間を切ることも可能だと思います。
九州最高峰の宮之浦岳ですが、山頂は視界ゼロでした。
山頂にも少し水が溜まっているくらいです。
淀川小屋まで6.5km、縄文杉まで5.4kmです。
ここからは下りなので、楽チンになります。
せっかくの百名山山頂ですので、自撮りもしておきました。
写真ではやはり伝わらないので、動画もアップします。
後から見てみると、激しい状況に自分でも驚きますね。
こんなガスガスの登山道ですが、しっかりした踏み跡があり、また時よりYAMAPの軌跡を確認することで、単独行でも安全に登山することが可能です。
途中途中の景色も他では見られない様な景色が続きます。
そんな中、ヤクシカの親子と遭遇しました。
子供の鹿は、早くから人間のオヤジに気付いていた様なのですが、母親の鹿が食事に夢中で気付くのが遅れた様です。
ビックリした様子で逃げて行きました。
その後、止まって、もう一度こちらの様子を伺った際に写真が撮れましたよ。
9時30分、新高塚小屋に到着。
ここまで5組ほどのパーティとすれ違いました。
単独行の方も1人おられました。
7月の四連休で宮之浦岳の縦走路では沢山の方がおられるかなと思っていましたが、この悪天候で入山される方も少なかったのかなと、ここまで順調に進むことが出来ました。
そんな誰もいない縦走路で、何か動くものを発見。
下記の写真でも、そいつが写っていますよ。
真ん中あたりを拡大しますと、そいつの姿が現れます。
はい、カエルくんです。
後ろ姿もどうぞ。
逃げる気配がありません。
10時5分、高塚小屋です。
ここから少し降りたところが縄文杉ですね。
縄文杉から人の数が激増しました( ´Д`)
高塚小屋から急坂を降りたところが縄文杉ですが、急に状況が変化しました。
そこには沢山の人が押し寄せていました。
10時10分に縄文杉に到着しましたが、ここに30人ほどおられました。
これはまずいと、3回目の縄文杉との対面も早々に先を急ぐことにしました。
その滞在時間2、3分だったと思います。
四連休で縄文杉を見るために屋久島に来られた方が沢山おられたのです。
後から調べた情報ですが、縄文杉を見るための最短ルートは荒川登山口なのですが、そこに入るバスやタクシーの利用者の合計が466人だったのです。
コロナ禍で県外への登山は避けて、県内の屋久島に来ることにしたのですが、全国から屋久島に来る方は沢山おられた様です。
万が一のコロナ感染を避けるために、縄文杉以降はマスク着用となりました。
おそらく、荒川登山口から入山された466人とすれ違うことになり、縄文杉からトロッコ道に入るまでの間は大変でした。
まさに登山渋滞でしたよ。
上記のような方はかなりしっかり準備をされて入山されていますが、100均の透明カッパで来られていたり、サンダル履きで来られている様な人もおられ、こちらが心配になりました。
ウイルソン株の前の広場でも休憩されている人がいましたが、幸いそこまで多くなく、ハートマークの撮影も出来ました。
ウイルソン株の外と中の写真は下記です。
トロッコ道に出るまで、我慢我慢で人の列の後ろを歩きましたよ。
そして、11時30分にトロッコ道に出ることが出来ました。
ここでようやく朝ごはんです。
民宿山水で作ってもらった朝メシのお弁当です。
トロッコ道の終点地点のベンチでゆっくり頂きました。
塩コンブに、梅干し、明太子のおにぎりで、美味しすぎて一気喰いとなりました。
おにぎりを食べ終わったのは11時45分。
淀川登山口をスタートして7時間経過です。
ここからのトロッコ道も長丁場です。
雨粒が写真に映るほどの大雨が続きました。
そんな中で、スマホの充電がわずかとなり、補助電源のモバイルバッテリーをザックから出そうとしたら事件発生です。
ザックの中でビニール袋に入れていたものの、激しい雨でバッテリーが水に浸かっており水没しておりました。
バッテリー充電が不可となってしまったのです。
このバッテリー水没で動揺してしまいYAMAPアプリの操作を誤り、白谷雲水峡との別れ道の楠川分かれの地点で登山終了のボタンを押してしまったのです。
ここで登山終了。
タイム7時間40分、距離19.3kmで活動データが止まってしまいました。
残念です。
残念がっていても仕方ないので、さらにトロッコ道を進みます。
手彫りのトンネルも通過します。
そして、そして、13時15分に荒川登山口に到着です。
スタートしてから8時間30分です。
トロッコ道を1時間半歩いたことになります。
登山口には30人くらいの人が居られました。
バスを待っておられる様でしたが、バスの時間を見てみると15時発となっていました。
2時間弱あります。
それにこのバスを待つ間にどんどん下山者が増えることは目に見えています。
バスは密になること必死ですので、ここからも歩くことにしました。
途中、尾立ダムの横を通過しましたが、放水される水の量がハンパない状況でした。
荒川登山口から1時間ほど歩いて、荒川分れの尾立峠に到着です。
14時9分の到着でした。
この荒川分れから荒川登山口までは登山バスかタクシーしか入ることが出来ないので、門番の方がおられるのですが、その方より声を掛けてもらい、荒川登山口から歩く人は殆どないよと驚きで声をかけてもらったのです。
いえいえ、これから淀川登山口まで歩きますよと答えると、2時間以上掛かるよ!とのお言葉。
まだ2時間歩かないといけないのかと残念な思いで歩き出した際、門番の方から再度お声がけを頂きました。
14時11分に紀元杉まで行くバスが来るので、乗っていけば!!との声がけでした。
何、2分後にバスが来る。
1日に2本のバスで、それが2分後に来る。
そんな偶然あるのかと思いながら、2分後にそのバスはやってきました。
バスに飛び乗り、紀元杉までの2時間歩行を回避することが出来たのです。
ラッキーとしか言いようがありません。
バスでは20分ほどで紀元杉に到着です。
バス運賃は410円。
財布は不要と思って、バイクに置いてきていました。
下山後に料金は払いに行くしかないかなと思った際に、ふと思い出しました。
万が一のためにズボンのポケットに入れていた500円玉の存在を!!!
登山の際にもお金は持っておくものだと改めて思うのでした。
何事もなかった様に、紀元杉で410円のバス代を支払い、淀川登山口まで歩きます。
紀元杉から淀川登山口までも歩いて30分かかります。
そして14時52分にレンタルバイクに再会です。
10時間の長旅でした。
もう一度来ることが出来たなら、約40kmとなる今回の周遊コースをYAMAPの軌跡で残したいです。バスを使わずに12時間くらいなので、夕方には帰って来れるはずです。
さあ、ビーノに乗って帰りましょう。
無事に日帰り宮之浦岳縦走を達成することが出来ましたよ!
お疲れ様でした。。。
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