994)_南アルプスでヤバィって思った話( ；∀；)

2023年4月30日の大雨。。。

今回のGW。

4月29日に実家に帰省し、母親の車を借りて南アルプスへ出陣。

5月1日、2日は、母親と高級旅館に宿泊予約を入れていたので、30日日帰りで登れる山として、光岳をチョイスしていました。

光岳と書くと、読み方は当然、「ヒカリダケ」と思いますが、南アルプスの光岳は「テカリダケ」と読むのです。

なんじゃそれ、って感じですが、テカリなのです。。。

そして、光岳の山行について、結論から言いますと、途中撤退して帰ってきました。。。

下記がYAMAPの記録になりますが、光岳の手前で青い歩行奇跡は途絶えており、撤退して帰ってきたことが分かります。

この光岳の撤退の巻について、詳細をご報告申し上げます。

2023年4月29日、実家の滋賀から南アルプスへ移動。

実家に帰省後、母親の車を借りて、南アルプスに向かいました。

登山口の芝沢ゲートの駐車場に車中泊をするつもりで出発しました。

長野県に入り、芝沢ゲートに入る前にお酒を買って、寝酒をたっぷり飲んだ後に寝られる様にとコンビニを探すも全くなし。

ようやく、下記の酒屋さんに巡り会うことができ、なんとかお酒を購入できました。

18時50分の購入だったので、19時閉店のギリギリだったかもしれません。

お店の年配のおばさま、ありがとうございました。

そして、南アルプスの登山後に汗を流すスポットとして有名な「かぐらの湯」に入ろうと車をすすめるも、まさかまさかの休業中。

残念でなりません。。。

近くに別の温泉はないかと調べた結果、お酒を購入した福島屋商店の近くに1店舗ありました。

神代の湯です。（じんだいのゆと読みます）

大島屋旅館さんの立ち寄り湯なのですが、これで十分です。

19時に入浴です。

建物内に入ると、無人の料金箱に入浴料の300円を入れる方式でした。

千円札１枚を持って入ってきたので、車に戻って小銭300円を握りしめて戻ってきましたよ。

お風呂は小さなお風呂でしたが、入れるだけで十分です。

この写真を撮る前は、親と子供2人の親子が入浴していました。

そして、そして、入浴後に林道を走り、走って芝沢ゲートの駐車場に到着

20時16分でした。

駐車場には６台ほどの車がありましたが、この日はすでに雨で、翌日も雨予報だったので、車中泊の方は誰もおられませんでした。

そんな状況ですが、スズキ、スペーシアでぐっすりと寝さしてもらって、翌朝となります。

4時半起きで出発準備です。

5時過ぎに登山開始です。

雨降っていましたが9時以降は少しづつ天気回復するだろうとの天気予報を信じて、登山開始するのです。

芝沢ゲートは5時5分。

２０kmを超える光岳のピストンコースのスタートです。

林道に隣接する河川は濁流です。

かなり、長い時間雨が降っていた模様です。

林道から山道に入る地点は、易老渡となります。

河川を渡って、いざ、南アルプス本丸です。

樹林帯に入るとさすが南アルプスで、大きな巨木が倒れており、そこには苔むした様子があり、長い年月が経っていることが容易に想像がつきます。

途中の標識も立派なモノでした。

登山口から易老岳まで4時間40分のコースタイムです。

今回、雨の中ということもあり、Amazonオーディブルで小説を聴きながら登山するとあっという間に、2254mの三角点まで登ってきました。

相当な急登でしたが、それも忘れさせてくれるオーディブルでした。

そして、易老岳山頂到着。

8時30分です。

結論として、1時間ちょっと早く登ってしまいました。

元気、元気の「いのとも」でしたが、ここから状況は一変します。

残雪が現れ、かつ大雨のために、雪解け水が登山道に溢れ、足元はギンギンに冷えた状態でした。

更に、緩んだ残雪は乗るとズボッと、足が踏み抜けられてしまい、体力も一気に消耗していくのです。

前方には池のように水を集めたエリアも出現。

光岳まであと1時間ほどの三吉平で、このままではヤバイ、光岳にも到着できないし、引き返すことも難しいとの思いもありながら、冷静な判断で、引き返すことにしました。

結果は大正解だと思っております。

12時15分、易老渡まで戻ってくることができました。

7時間を超える撤退劇です。

易老渡でかっぱをぬごうとすると、厄介モノのヒルがいました。

4月末にすでに出現です。

こいつとは勝負にならないので、はたき落として撤退です。

ゲートに到着は13時8分。

8時間ちょっとの撤退登山となりました。

そして車に乗って、更に林道を下りますが、途中、天気予報通り晴れ間が出てきて、下記のよう左の聖岳（もしかしたら上河内岳）、右の光岳がキレイに見えるようになっていました。

帰りは、「おきよめの湯」に入って、汗を流しました。

Goodなお湯でしたよ。

結局のところ、何しに行ったのかという状況でしたが、このような経験も後に役に立つはずと前向きに考えて、良い登山になったと思うのです。

一方で、今回の失敗を胸に、再度リベンジしたいという気持ちが強くなり、5月1日、2日の母親とのお泊まりの後に、再びこの芝沢ゲートの地を訪れることになるのです。

その様子は別途、ご報告させて頂きます。