ストロベリームーンを待つこと1時間(°▽°)
20時46分、韓国岳山頂、1700mに到着しました。
満月の夜のはずが、厚い雲に阻まれ闇夜となっていました。
山頂で、コンビニで買ってきたオニギリを食べたり、家族や職場の仲間にLINEをしたりしていると、少しづつ高千穂峰の上空が明るくなってきました。
この日の満月は、夏至直前の満月でストロベリームーンと呼ばれる貴重なお月様であることを知っていました。
山頂に既に滞在すること30分を超えていましたが、少しづつ、少しづつ雲が薄くなっている様に感じられました。
下記に、YAMAPの日時vs高度のグラフを示しますが、結局1時間を超える時間1700mの山頂で、ストロベリームーンを待つことになりました。
21時27分。わずかな雲の隙間から、お月様が顔を出しました。
これは期待が持てます。(^○^)
21時39分。お月様が完全に顔を出してくれました。
iPhone7では、うまく写真が撮れていませんが、肉眼ではハッキリ見えました。
満月の光のお陰で、大浪池の水面が反射して見える様になってきました。
左手前の四角い反射しているものは地図看板です。
山頂で1時間待ち続けた甲斐がありました。
高千穂峰の三角錐のシルエットを目に焼き付け、下山することにしました。
帰り道は、そのまま来た道をピンストンするのが、駐車している車への最短距離となるのですが、せっかくお月様が出てきたので、登山口近くまで樹林帯に入らないえびの高原へのルートで下山することにしました。
山頂から38分で、えびの高原登山口に降りることが出来ましたが、ここから県道1号線を大浪池登山口まで歩くのが大変です。
3.9kmのアスファルト道となります。
県道1号線を少し歩くと、鹿児島県と霧島市の道標が現れました。
そうなのです。
韓国岳山頂は鹿児島県と宮崎県の県境ですが、えびの高原の登山口は宮崎県なので、越境してしまっていたのです。
3.9kmのアスファルト道路を月明かりを頼りに歩きました。
結局、この夕駆け中、誰とも合わず、1台の車ともすれ違うこともありませんでした。
23時10分。
登山口の駐車場に停めておいたN-BOXが見えました。
遠めからリモコンを操作すると、ハザードランプが深夜に光を放ちました。
ようやく帰れる。
正直な気持ちでした。
休憩時間、1時間11分。
行動時間、3時間3分。
歩いた距離は10.4kmでした。
ほぼ初めての夕駆けでしたが、何度も歩いたことがある韓国岳なので、心配することなく歩くことが出来ました。
それでも、どちらかと言うとやはり、朝駆けの方がいいなというのが結論でした。